9月14日 「とんてきよりもとんかつ」
8月下旬にももが買ってくれた「豚捨て」のチケットを使うために、今日はももとおざと遊んだ。休日に3人で遊ぶのは久しぶりだ。ふたりともバイトしてたし、彼氏もいたのでなかなか遊べなかった。が、なんとももが彼氏と別れた!驚いた。
ときどきある一時的なものかと思ったが、どうやら今回は違うらしい。
傷心(しているかは別として)を癒やすには、慰めの言葉なんかより肉だ。
というわけで「豚捨て」へ。
若いアルバイトのお兄さんがいた。私たちの席に注文を取りに来た。
私はおいしい肉であれば何でもよかった。ので、お兄さんにおすすめを尋ねた。
「とんてきが一番うまいっす。」とのことだったので、とんてき定食にした。
ももこはとんかつ定食、おざは牛丼(単品)頼んだ。
結局みんなで分けたがとんかつが一番おいしかった。
また来よう。
ついでに外宮にお参りに行った。そこそこ人がいた。
入ってすぐに手水舎があり、その横に休憩所があった。
3人とも引き寄せられるように休憩所に行く。
しばらくベンチに腰を下ろす。池のふちでカメが日向ぼっこをしていた。
しばらくして立ち上がり、参拝へ。
なにをお願いしたのかと聞かれたので、お店の豊作祈願と答えた。
おざは日々の安寧、ももは彼氏。
お参りは人柄が出るなと思った。
帰りに赤福氷を食べた。3人で1つ。
冷たくてスッとした。やはり食べないとな。夏の風物詩だし。
こういうとき友達がいてよかったなと思う。
ひとりならとらない行動。
おもしろい。
参道を歩きたいと言うので、ほぼすべての店によって帰った。
参道内の服屋でセールをやっていた。
羽織が500円で売っていたので買った。
別の店に入るとあまり服が置いていないとがったお店だった。
不思議なつくりの革財布を眺めていると、お兄さん(店員さん)がやって来た。
「この財布いいでしょ。」
「そうですね、とても面白いつくりですね。」
「1枚の革を折ってできてるのよー。」
「へーいいですね。これ、青色はありますか。」
「あー、青はないな。」
「そうかぁ……。あとあの服もすごいなと思って。」
「あ。あれね、やばいでしょ。」
「袖の紡ぎがやばいなって。」
「あれね、生地が実際に使われてた米軍のテントなの。」
「え。」
「だから、背中のこことか擦れてるでしょ」
「うわーまじか。なんでここだけこんな紡ぎ方なのかと思ったら、生地が独特なんですね。」
「着てみなよ。」
「え、いいんですか。」
「着るのはタダやで!」
「ありがとうございます、ではお言葉に甘えて。」
「わぁ、重いですね。ごわごわする。でもいい感じ!」
「ええやん!かっこいい。」
「かっこいいですね。戦闘力1200ってかんじ。」
「ほんまやな。あとな、これもあんねん。」
「これは?」
「ドイツ軍のテント」
「え、ここ隠れ軍事組織養成所でしたっけ。」
「ちがうよw」
「これもいいからぜひ着てみて」
「ありがとうございます。」
「おおー、これはこれでいいですね!」
「でしょー。」
しばらく立ち話をしていると、お兄さんと共通の友達がいた。しかも複数人。
愉快な会話だった。また来ようと思った。
たぬき屋によった。
おざが線香花火を買い、ももはしゃぼん玉を買った。
最後は近くのケーキ屋によって帰った。
おざはカヌレを買い、ももはマドレーヌを買った。
私は何も買わなかった。
妖(AYAKASHI)に戻る。
しゃぼん玉をふきながら他愛ない話をした。
しばらくすると梅田の姐さんが来た。
姐さんは私が他の子と遊んでいるのを見て安心したと言った。
国史学科の人はなぜか私のことを「独り」だと思っている。
そんなわけなかろうに。
姐さんは学会のフィードバックをくれた。
ありがたかった。確かになと思う点がいくつもあった。
はっきり言葉で伝えてくれるのありがたい。
伝えるのって難しいのに、その労力を惜しまないでいてくれるの嬉しい。
コンビニに行って食糧調達をしてから、また話を始める。
19時くらいに西口くんを呼んだら来てくれた。
国史学科で学芸員課程をとりつつ、神職課程もとっていて、教育もとってるって言ってたかなぁ。とにかくなんかものすごく勉強熱心な子だった。おもしろかったけど、なんか住む世界が違った。きらきらしてた。
21時くらいにお開きにして、みんな同じ方面だったので歩いて帰った。
おもしろい日だった。