自分のものじゃないような腕
腕の感覚が無い。
夜中に目が覚めて最初に感じた感覚。
あれ?腕どこか行った?
寝てる間に散歩でも行ったかな?
いや、どこにも行ってなかった。
ちゃんと付いてる。
単に痺れているだけだった。
実はこんなことはよくある。
理由は単純明快。
うつ伏せで寝ていたからだ。
小さい頃からうつ伏せで寝がち。
寝始めからうつ伏せの時もあれば、
仰向けで寝始めても気が付いたら寝返りを打って最終的にうつ伏せに。
その過程で腕が体の下敷きになると、
腕が痺れる。
そこで、腕の下敷き度合いによっては、
上腕だけ、腕全体みたいに
痺れる範囲も変わってくる。
腕全体が痺れていると、
仰向けに体勢を戻すのも一苦労である。
痺れている以上、力は入らない。
反対側の腕で移動させるしかない。
腕って結構重い。
単に重さもそうだし、
関節がぐにゃぐにゃ状態だから持ちづらい。
毎回腕が痺れる度に、
これって自分の腕なのだろうかと疑う。
仰向けになって腕に血が通うと、
感覚も戻ってくる。
だんだんと自分の腕に戻ってくるのだ。
この感覚は嫌いじゃない。
そうして、また眠りにつくのである。
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