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受験を終えた娘の気持ちの整理「挑戦を選んだだけで挑戦」
娘の受験が終わりました。
結果としては、第一志望の大学には敗れ…すべり止めとして志望していた大学のひとつに行くことになりました。
もちろん、娘もわたしも落ち込みました。
でも…そこから何日か経ったある日。
娘
「でも…今は、思っていたより落ち込んでないんだよね」
わたし
「そうなんだ。なんで…?」
実際、そう話す娘はとてもスッキリした表情でした。
ここからは、娘が話してくれた内容です。
これまでの自分は、「挑戦をできるだけ避ける」ようにしてきた。
中学受験は途中でやめたし、高校受験は推薦で進学した。
だから、今までの既定路線だったら、大学受験も指定校推薦をとって終えていたと思う。
実際、それを意識して内申点も頑張って確保していたから、指定校推薦を選ぶことも可能だった。
でも今回、自分はその道からいったん外れて、挑戦する方を選んだ。
結果はだめだったし、指定校推薦で娘と同じ大学に決まった友だちもいるけれど、その過程は大きく違うと思っている。
挑戦したことは、とてもつらかった。
そして、周りの大人たちに、
「受験で挑戦するのと、そうせずに進学先を決めたのでは、たとえ結果は同じだったとしても、経験としては大きく違うと思うよ」
と言われた理由が、挑戦するまではまったくわからなかったけど、今はわかる。
結果は同じでも、そこに至るまでの過程を経験したことが自分にとっては大きかった。
だから、後悔はないし、この受験を最後まであきらめずにやりきれたことが今、自分の自信になっている。
でも、自分はやっぱり挑戦はしない方がいいんだとも改めて思った。
だから、これが人生で最初で最後の挑戦。
という結論。
なるほど……!
わたしはどちらかというと挑戦する道を選ぶことが多いので、この気持ちの整理を聞けたことも、とてもよい経験でした。
娘の価値観をより深く理解できたような気がします。
挑戦を選んだだけで、もう挑戦なんだ。
そう思える娘の考え方は、とても素敵だなと思いました。
この受験の経験が、娘の今後につながるものになってほしいと願います。