カント「純粋理性批判」への極めて素朴な疑問 6
私の視覚について
眼のまえ20センチくらいに、3センチくらいの太さの棒を持つ。
そして2メートルくらい先を見ようとする。
そうすると、棒は2本あるように見える。
見え方は多少は変動する。
右目で見えている棒の像が色が濃く、不透明であることが多い。
左目で見えている棒の像は、大抵は半透明で色の濃さは変化する。
誰でもそうなるかは分からないが、
これは、下の「多様な感覚を、「空間」と「時間」という二つの枠組みのなかで整理しています」
では説明できない現象であると思う。
https://mag.nhk-book.co.jp/article/58260
>カントに従えば、私たちは感覚器官を通じて受けとったこれらの多様な感覚を、「空間」と「時間」という二つの枠組みのなかで整理しています。この二つの枠組みでもって多様な感覚を位置づける認識能力を、「感性」と呼びます。感性に内蔵されている空間フレームで事物の大きさや広がりをつかみ、時間フレームで「いまある」「さっきまであった」ということを捕捉するのです。