ボウリングの身体、水泳の身体、内家拳・外家拳の身体
本日は息子デー。
小3の次男とボウリングや水泳を楽しんだ。
そうすると、「ボウリングの身体」や「水泳の身体」が観えてくるからおもしろい。
ボウリングは「型(フォーム)」が重要だ。
正しい型でなければ、あんな重いボールを扱えない。
また、ボールを「中指・薬指」と「親指」で挟んで持つのも理にかなっている。
子ども用のボールのみ穴が5つ空いているが、ある程度やっている人なら皆、「中指・薬指」と「親指」でホールドするのが最も良いと考えるだろう。
この「中指と薬指の間」から「1番ピン」を伺うようにするのがよいと思う。
また水泳だが、今まで泳ぐ際に無自覚にやっていたことに気がついた。
「肚」を消さないと、泳げないのだ。
水生生物はすべて「肚」がない。
「肚」があると泳げないのだ。
試しに、水中で肚を発生させてみるとよい。
たちまち腰が沈み、泳げなくなる。
このように、状況・環境に応じて「適する身体」は変わってくる。
最近の発見だが、中国武術の「内家拳」と「外家拳」は、要求する陰陽表裏が逆であることに気づいた。
内家拳と外家拳という分類は意味がないと論ずる向きもあるが、そうではないことに気づいた。
まさに真逆の位置付けにある。
異なる流派をちゃんぽんに練習しないほうがいいと言われるが、内家拳と外家拳は特にそうだ。
陰陽表裏がわからないうちは、ちゃんぽん練習は避けたほうがよい。
(2024.2.12加筆)
内家拳とは、主に太極拳・形意拳・八卦掌、およびこれらから派生した拳種を指す。
意拳は内家拳と言える。
外家拳は、概ねそれ以外と考えてよい。
「内家拳と外家拳で陰陽表裏が逆」と書いたが、ちょっと書き方が雑すぎた。
このあたりはまた後日書きたいが、そんなに単純ではない、ということだけここでは補足しておきたい。
このように、ある状況・環境において正しい身体性であっても、異なる状況・環境で正しいとは限らず、下手すると真逆になることもある。
今、自分がどのような状況・環境に置かれているか。
自分自身はどのような状態にあるか。
これを都度捉え、身体性を合わせる。
こうした稽古も必要になってくる。
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