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2020年 70冊目『2020年6月30日にまたここで会おう』

100万分以上の本を何冊も手掛けている編集者の柿内芳文さんが手がけた本です。

お薦めです。
瀧本哲史さん

麻布高校→東大→(大学院をスキップして)助手→マッキンゼー(3年)→独立し日本交通の経営再建などをしながらエンジェル投資家+京都大学人気No1若手教官

その瀧本さんが母校2012年6月30日母校東大の伊藤謝恩ホールで300人の10代、20代を全国から集めた講義録。

皆の成長を確認するために2020年6月30日にここで会おうと言って講義を終えたそうです。

残念なことに、瀧本さんは、2019年8月に夭逝されました。

ドッグイヤーしたところを残しておきます。

・人のふりした猿にはなるな

・自ら明かりを燈せ(とぼせ)

→カリスマモデルはうまくいかない。ヒトラー、オバマ・・・。

・ブッダ:わしが死んだら、自分で考えて自分で決めろ。大事なことはすべて教えた。

→私が自律自転する組織を作りたい根本ですね。

・教養の役割とは、他の見方、考え方が有りうることを示すことである。

→バイブルを否定しろ。

→私がASCが大事だと言っている事です。これでなくても良いのですが3つの観点ですね。

・ロジックとレトリック

→誰もが納得できる理路を言葉にすること

→レトリック:言葉をいかに魅力的に伝えるか

・パラダイムシフトは世代交代

→天動説が地動説に変わったのは、説得でも論破でもなく世代交代でした。

→この本にはありませんが、イノベーションは若者、馬鹿者、よそ者

→同じく、リクルートさんの定期的なトップの世代交代は見事ですよね

・サイボウズが売れているのは、UIが良かったり、技術的に優れていたりではないのです。

→大事なボタンが大きくて、システム部門が、これなら社内のおっさんからの問い合わせが少なくてらくちんと思えた事

・交渉は「言ったもの勝ち」ではなくて「聞いたもの勝ち」

・「自分の都合」ではなく「相手の利害」を分析する。

→非合理な相手は「猿」だと思って、研究する(笑)

・成功した人に「自分はたまたま成功したに過ぎない」と思って、隣の席にいる、同じように才能があった、たまたま失敗したに過ぎない人を助けてあげて下さい。

・投資するかどうかは、「テーマ」と「メンバー」

・bon voyage ボンボヤージュ

→船長同時のあいさつで、「よき航海をゆけ」

→自立した人間たちのあいさつ

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