2017年 101冊目『君たちはどう生きるのか』
33万部突破した本です。
1937年、80年前に出版された本が、マンガとおじさんのノートという形式になって復活しました。
話題になっているので、手に取られた方も多いかもしれません。
主な登場人物はコペル君(本名潤一くん、中学生)とコペルというあだ名の名付け親のおじさん。
そして、コペル君の中学の友人たち。
コペル君のお父さんは早逝され、その間際に、弟であるおじさんに、コペル君が立派な人間になれるように見守って欲しいと依頼しました。
コペル君はかしこく真面目で優しい少年です。
しかし、友人が先輩に殴られる場面に遭遇したら、一緒に戦うと約束したのに、足がすくんでしまい、動けなくなります。
結果として、友人との約束を破り、自暴自棄になります。
そのような場面から話が始まります。
おじさんとの会話をきっかけに自分で考え、徐々に成長していきます。
途中途中におじさんのノートがあり、これがかなり素敵です。
真実の経験について
人間の結びつきについて
人間であるからには
偉大な人間とはどんな人か
人間の悩みと、過ちと、偉大さについて
などなど
大人が読んでも、十分に心に響きます。
中学生以上のお子さんがいらっしゃる方は、ぜひ手に取られることをお奨めします。
▼前回のブックレビューです。
▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。
よかったら、手に取ってみてください。