2018年 41冊目『「数字」が読めると本当に儲かるんですか?』
面白かったです。
リクルート時代、数字の話とKPIの話の社内講師を11年していました。
そのうちの数字の話によく似ていました。
中小企業のトップで、固定費、変動費、損益分岐点、限界利益率をすぐに回答できない人は読むと良いかもしれません。
本のつくりも、儲からない会社の社長が、優秀な数字の分かるコンサルと会って、業績を上げる話です。
物語風なので読みやすいです。
以下のコメントで分からないことがあれば読むと良いかもしれません。
・会社が負担しても問題ないものを 『費用』と言います 。
・そのなかに 『経費』という項目があります
・『費用』は 『経費』とそれ以外に分かれます
・固定費は 、すねかじりな 「ニートな費用」
・一般的には、人件費も固定費です 。
・売れなくても人件費はかかります 。また、福利厚生費や接待交際費、会議費、交通費、広告費もそうです。
・売れなくてもかかっている費用はすべて固定費です。
・費用の大半が固定費です。
・変動費は、売れれば売れるほどかかる「ストーカー費用」
・管理会計は儲けるための会計です
・数字が読めると、儲かります
・限界利益-固定費=営業利益(本業の利益)
・限界利益額:売上額-変動費の額
・2 5%以下で黒字になっている会社は少ない。
・限界利益率が高ければ高いほど、儲けパワ ーが高い。
・損益分岐点売上高は、利益がゼロになっている状態の売上のこと。
・損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率
・値上げをするかしないかを判断する3つの条件
①限界利益率が 2 0 %以下である商品
②その商品が1つも売れなくなっても困らない
③会社のイメージを左右しない商品
・800近くある商品の価格を決め、値上げをしました 。その結果、販売数が10%ほど下がりましたが、売上はさほど変わらず、利益が3倍以上に増え、経営状況は一気に回復傾向へ向かいました。
・「予測資金繰り表 」を作るためには、次の4つの数字が必要になります
①現在の残高(残高)
②毎月の売上入金予測(入金)
③毎月の仕入予測(出金)
④毎月の販売費及び一般管理費の予測 (出金 )
・会社は赤字でも倒産しませんが、資金がなくなると倒産してしまいます。