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2017年 75冊目『若い読者のための 第三のチンパンジー 人間という動物の進化と未来』
『銃・病原菌・鉄』、『文明崩壊』、『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』などで有名なジャレド・ダイアモンドが、『人間はどこまでチンパンジーか』を分かりやすく書いた本です。
400P弱ですが文庫本なのでスラスラ読めます。
第三のチンパンジーというのは、もしも宇宙人の研究者が人間を見たら、コモンチンパンジーとボノボに続く第三のチンパンジーだと分類するだろうというところからきてます。
遺伝子の98%以上が同じなのです。
しかし、最近になって生じたこのわずかな違いが3種類を大きく分けていもいるわけです。
ヒトは、言葉でコミュニケーションを図ったり、
芸術を楽しんだり、
複雑な道具を作ったり、
衣服を着たりすることは確かに人間だけに見られる特徴。
しかし、同じヒトを大量に殺し尽くし、
他の種を絶滅に追い込むという後ろ暗い特徴も持っています。
この善悪両面におよび特徴をヒトはなぜ、どうやって発達させてきたのかが分かる本です。
めちゃめちゃ面白いですよ。
お勧めです。
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▼前回のブックレビューです。