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2017年 21冊目『力を引き出す「ゆとり世代」の伸ばし方』

青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック監督の原晋さんと博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田燿平さんの対談形式の本です。

原監督の話を中心に知りたいのですが、原田さんの話されている部分が多く、それがやや期待とギャップがありました。

その中でも、原先生が話している内容で参考になったものを以下に記します。

・選手への叱責:せっかくいままでがんばってきたのに、こんなことをすると一気に信用を落とすよ。どうなの、それは「君にとって」損でしょう。

・いただきますは一緒に:そこでの細かな変化を見落とさない。

・ルールの意味を理解していないとまったく意味が無い:練習集合5分前は、すぐに練習に入れることが目的。何も準備をしない人は叱責。

・自分の言葉を持っている子を取りたい。

・面接時に自慢話をさせると、自分の言葉を語りだす。

・メディア露出は今の子にとって楽しいこと。

・ゆとり教育は天才を生み出したのではないか。
大谷翔平、マー君、前田健太、浅田真央、羽生結弦など。

・今の若者には、フェア感覚が重要・お金よりも評価の部分が重要。

・毎月目標管理シートを書かせる。毎月のチームのテーマ、個人のテーマ、個々の目標、達成するために何をすべきか。できるだけ細かく書かせる。

・チームは6人程度が良い。10人になると積極的に参加しなくなる。

・学生に怒るときは、真剣に怒るけれど、最後は未来志向で締める。

・選択肢を持たずに聞いてくるマネジャーには、君はどうしたいのを聞き返す。

・ラインから外れたメンバーを集めてチームを作り新たなチャレンジをし、そこを独立採算にする(もし企業の人事部長になったら)

・明確な評価と、再チャレンジの機会があることが重要

分野が異なっても、一流の人の言葉はとても参考になりますね。

▼前回のブックレビューです。


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