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2018年 100冊目『この骨董が、アナタです』
記念の2018年100冊目です。
これで18年連続100冊以上読んでいます。
その記念の本がこれです。
㈱FIXERの会長の中畑貴志先生に著書を頂いたのです。
ご存知のように日本を代表するコピーライター。
宣伝会議を主催されていて、その関係で㈱FIXERの社長の松岡さんと知り合い、先生の会社ドラゴン東京が、グループ会社になりました。
先生の代表作をいくつか挙げると、みんなが知っているのが並びますよね。
タコなのよ、タコ。タコが言うのよ。
樹氷にしてねと、あの娘は言った。
みんな悩んで大きくなった。
おしりだって、洗ってほしい。
カゼは社会の迷惑です。
ベンザエースを買ってください。
そこにカゼがある限り、ベンザエースは許しません。
キミがつらそうだと、あのヒトもつらい。
ソニー製ではない。ソニー生まれである。
「むずかしい」を「カンタン」に。
反省だけなら猿でもできる。
目のつけどころが、シャープでしょ。
百年、貯めたっていい。
ココロも満タンに、コスモ石油。
アデランスは誰でしょう?
そんな先生がご自身の骨董について赤裸々に描かれています。
先生のチャーミングな一面を垣間見ることができます。
ひょんなことから骨董にはまりこみ、衝動買い(失礼)と後悔の日々を過ごしているというのです。
例えば、写真だけで高い磁器の購入を決意します。手に入って喜び、しかし、しばらくするとだまされたのではないかと不安になり、最終的には本物だと分かってほっとする。という話がある一方で、やっぱり失敗だったというのが圧倒的に多いようなのです
一流のコピーライターが書いた本です。いくつも仕掛けがあって楽しめます。
▼前回のブックレビューです。