2023年 85冊目『街とその不確かな壁』
村上春樹さんの新作ですね。
600ページ超です。
珍しくあとがきがありました。
この本は、1980年に発表した「街と、その不確かな壁」という少し長めの短編小説が核になっているそうです。
雑誌に掲載したものの、生煮えのまま出したと納得できなかったのです。
村上さんが書いた小説で、書籍化しなかったほとんど唯一のものなのです。
1982年に書き直そうとして、世界の終わりとハードボイルド、ワンダーランドを書いたそうです。
しかし、これではまだだということで、更に40年を経て、書いたのがこの本なのです。
1部を書いて、書き終わったとして、半年おいて、更に書くべきだと2部と3部を加筆したのです。
一気に読みました。
ノルウェイの森を少し思い出しました。
少女にもう一度会いたかったです。
▼前回のブックレビューです。
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