2023年 65冊目『実録 バブル金融秘史』
元大和証券常務の恩田さんの本です。
住友銀行にいた國重さんの『住友銀行秘史』を思い出しました。
プラザ合意、リクルート事件、バブル崩壊、損失補填、住専問題、大型倒産、ノーパンしゃぶしゃぶ、大蔵省解体、山一證券自主廃業、ライブドア事件、リーマンショックなどについて書かれています
著者の恩田さんはMOF担を経験し、米国大和証券社長、副社長になる直前に証券団体協議会常任委員長、KOBE証券社長、その後2つの上場会社の社長をされた方です。
1つの会社で偉くなっただけではなく、団体のトップにいたり、独立系証券会社にいたこと、MOF担をしていた関係で、金融の重鎮、大蔵省のキーパーソン、政治家などとのネットワークが広く、多くの人の人となりを知っているのです。
それらの情報を組み合わせて、上記の金融のトピックスを読み解いています。
金融は門外漢の私にとっては、へー、そういうことだったんだと興味深い内容でした。
それぞれを良く知っている人から見るとどうなんでしょうね?
▼前回のブックレビューです。