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人生を楽しめる【マンガでわかる『神・時間術』】

「時間の使い方を変えれば、毎日がもっと楽しくなる」

この本の袖に書かれている言葉だ。

確かに私たちに与えられている1日24時間という時間は平等。

それを上手に使えれば人生は楽しく豊かなものになるだろう。

今回紹介する精神科医で作家の樺沢紫苑先生の最新刊「マンガでわかる『神・時間術』 ヒーローお姉さん、最強の時間操作スキルで働き方改革します!!」はそんな人生を豊かにする時間術がわかりやすく解説されている。

今回の本は以前出版された「神・時間術」のマンガ版。

普通のビジネス書を読むのはちょっとツラい、苦手という人でもマンガ版ならとっつきやすく、読みやすく、内容を理解できる。

また、ストーリーもわかりやすい上に現実にありそうな状況を面白く描いているので中学生でも読める、そんな本だ。

非常にわかりやすさに重点を置いた作りとなっている。

サラリーマンの話にパワードスーツが出てくるなど、ちょっと度肝を抜く展開もあるが、飽きずに読み通せるだろう。

この本を読んで気づいたことは「時間術を使えばスーパーヒーローのような能力を手に入れられる」ことだ。

例えば第1章に出てくる「デッドライン・ラッシュ」。

これはある仕事を終わらせるとき、「何時までにこの仕事を終わらせる」と制限時間を設けてから仕事に取り掛かるというもの。

制限時間を設けることで集中力、判断力、注意力が上がり、いつもより早く仕事を終わらせられるのだ。

この技は私も以前から使ってきたがその効果はテキメンだ。

ブログを書く時、制限時間を設けて行うといつもより早く、しかも質の良い文章が書ける。
 
以前、タイマーなしで1時間ブログを書いたら、だいたい500文字しか書けなかった。
 
しかし、デッドライン・ラッシュを使い、「タイマーで30分と設定し、この30分間でブログを完成させる」と決めて書き始めると驚くべき結果がでた。
 
なんと30分で1000文字以上書き上げ、しかも質のいいブログが出来上がっていたのだ。
 
そして、作業中も集中しているので作業がはかどり、楽しく心地よくブログが書けた。
 
時間を制限するだけでゾーンに入りやすくなるのかもしれない。

また、別の気づきとして「自由時間に仕事をするな」というものがある。

私たち日本人はつい仕事が終わっても仕事をしてしまう悪癖がある。

真面目すぎて仕事とプライベートの境界があいまいになっている人も多いだろう。

でも、仕事とプライベートは分けて考えた方が身体やメンタルヘルスにはいい。

デッドライン・ラッシュなどこの本に載っている時間術を使えば、自由な時間を生み出すことはできる。

しかし、その自由な時間を仕事に費やすのはあまり賢いことではない。

とはいえ、ただボーっとスマホを眺めることやテレビをダラダラ見るのもちょっと勿体無い。

時間術で作った自由時間は人生を豊かにすることに使うと良い、そうこの本にも書いてあった。

時間術で生み出した「時間」は「自己投資」「能動的娯楽」「楽しむ」この三つに使うべきだと。

自己投資とは仕事の効率を上げるように勉強したりすること。

能動的娯楽とは自己成長に結びつく集中力を上げる娯楽。

楽しむとは自分の人生を豊かにしてれるような遊び、また次の仕事に向けてリフレッシュできること。

この中でわたしは、自由時間に能動的娯楽、特に「手芸」を行うようにしている。

手芸はもともと持病である統合失調症の治療のために行っていた。

しかし、この本に紹介されている能動的娯楽にも手芸が載っていたので自由時間に行うようにしている。

手芸は決まったところに決まった通りに針と糸を通さなければならない。

その単純作業の繰り返しだが、これがなかなかおもしろい。

縫うたびに「以前より綺麗に早く、それでいて丁寧に」と没頭していく。

そして、そのうち模様や柄が出来上がる。

完成した作品を見れば心が満たされる。

さらに、今では手芸を子どもたちに教えるといった仕事もするようになった。

娯楽から仕事へと進化していったことはとても素晴らしいことだと思う。

これも時間術で自由時間を生み出すことができた恩恵だ。

以上のようにこの本に載っている時間術を使えば、人生が楽しくなることは疑いようがない。

毎日時間に追われている、そのために人生を楽しむ余裕がない人はぜひ読んでほしい。

「本を読む時間なんてない!」そういう声が聞こえてきそうだが安心してほしい。

これはマンガだ。

マンガなら普通のビジネス書より短時間で読める。

さあ、時間が惜しいなら今すぐこの本を買って、時間術を学び、自由な時間を手に入れよう!


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