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マンガルポ 【心の病】はこうして治る

先ほど、「【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科に行ってみた!」を読んでみた。

精神科医YouTuber益田裕介さんのことは知り合いから聞いていたので書店で手に取ってみた。

読んだ感想は「なんかめちゃくちゃ共感する!」ということ。

例えば

#精神科医の診断はだいたい5分で終わる
#精神疾患を治すには自分を知る必要がある
#自分を知るのはけっこー痛い
#精神疾患の治療は思考の選択肢を増やすこと
#親との関係が今の困りごとの原因

といった内容はわたしが13年間統合失調症を患い寛解していく中で感じたこと似ていたからだ。

今回は特に共感したことを1つ紹介したい。

【精神疾患を治すには自分を知る必要がある】

この本によると精神疾患の主な原因になるのが「認知の歪み」。

認知の歪みとは証拠もないのに「あの人はわたしを嫌っている」と思い込む『マイナス化思考』や物事を極端に捉える『白黒思考』などがある。

この思考の偏り、認知の歪みを解消することで精神疾患の治療になるのだという。

著者の益田先生によると治療のエッセンスとして「自己理解」「他者理解」「しなやか思考」の3つが大切でこの3つを備えることで「認知の歪み」は取り除くことができる。

まず、「自己理解」を深めることで自分がどんな認知の歪みがあるか知り、次に「他者理解」をすることで他人に対する認知の歪みを改善する。

最後に多様なストレスや人間関係のトラブルに対応できる「しなやか思考」を育むことで精神疾患の症状を緩和したり、克服したりするのだ。

その第一歩、「自分を知る」ことはわたしも精神疾患の治療としてよくやってきた。

日記を書いたり、自分史を書いてみたりと自分を知ることで自分の認知の歪みに気づくことができる。

以前のわたしは完全な「白黒思考」で「完璧主義」だった。

自分を知ることでこういった自分の「認知の歪み」を理解し、改善することができる。

例えば、白黒思考に陥りそうになったら、「いや、灰色もあるのではないか?」「グレーゾーンの白よりなら別に問題はない」と考えられるようになった。

自分を知ることで精神的なストレスを生むような考え方を変えられるのだ。

この本はそういった精神疾患の症状を改善する方法が多くの載っていて今苦しんでいる方にとてもおすすめだ。




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