62歳パパの子育て。次女と初のサシ呑み
「パパ、さっき(さっきじゃなくて昨日だけど)、どこに行ってたの?遅いよ」
「なつみお姉ちゃんと新宿御苑に行っていたんだよ」
「・・・」
4歳の長男はキョトンとしていた。
25歳の長女が結婚するので、23歳の次女が初めて「一人暮らし」をスタートさせる。
父親としては、何かと心配ってことで、信頼できる不動産業者を娘に紹介し、一緒に「部屋探し」をサポートすることにしたのだ。ずっとお世話になっている友人、平山興業(株)新井社長に会いに、娘と東京メトロ「新宿御苑駅」で13:50に待ち合わせた。
娘と会う前に久しぶりに世界一旨い担々麺を食べるために「Okudo東京」でランチを済ませた。変わらぬ味に大満足!
新宿御苑にオフィスがあった時は、週一で通っていたお店だ。相変わらずの盛況ぶりで13時に行ったのに満席。スタッフも一人増えて3人体制になっていた。ランチだけでなく、夜の予約電話もガンガンかかっていた。ラーメンも旨いが酒の肴も旨いのだ。
平山興業(株)オフィスで、なんと3時間。新井さんは自分の娘のようにアドバイスしてくれた。持つべきものは信頼できる友だ。今は時期が悪いので2月末に再訪することになった。それまでにやっていくことを話し合ったのだ。
オフィスを出てから新宿御苑をぶらつくと、新しいお店が目に留まった。
「こんな店、なかったな。おでん屋たけし 新宿御苑店」。
「寒いから、おでん、食べたいと思ってたの!」と次女、七海(なつみ)。
お店に入ると、店内にも活気があり、老若男女、外国人までいて、あっと言う間に満席になった。
「鶏だし」と「あご出汁」の2種類あって飽きさせない創作おでんの店。
「名物の日本酒で割った出汁割りを飲んでみたい。残ったらパパ呑んでね」と七海。
「えっ!日本酒、呑めるの?」とビックリ!
さらに俺がビールをあっと言う間に飲み終えて「角ハイ」を注文すると、「パパ、ちょっと飲んでみたい」。
「ウイスキーも飲めるんだ」とまたまた驚いた。
家に遊びに来るときは「ほろ酔い」系のジュースみたいな甘いアルコール飲料しか飲んでいなかったから。
「考えてみたら、ランチや夕食は2人ってあるけど、パパと吞むのって初めてだね」。
最近見たテレビドラマ「君が心をくれたから」(偶然にも親子揃って前日に録画した1回目の放送を観ていた)や映画「ゴジラ-1.0」の話から近況、彼氏のこと、仕事の事、亡くなったママの話など、2人で、こんなにゆっくり話せたのは初めてかもしれない。
「娘と、こういうたわいもない話がしたかったんだ」と改めて思った。
そして同時に、
「今、4歳の長男と呑める日が来るのかな・・・20歳まで、あと16年かぁ。俺は78歳・・・親父は73歳で逝ってる・・・長生きしなきゃ」とも思った。
七海は、亡くなった妻と同じ拒食症で2度の入院があって生死を彷徨うことがあったのが嘘みたいに元気になった。すっかり良くなって明るく話す娘の姿が何より嬉しかった。
「もう一軒行く?」って、友人がオーナーの「らくだば」に移動。新宿御苑で仕事をして35年。「よく呑み歩いたなぁ・・・」行きたい店ばかりだ。「らくだば」も、来月で「15周年!」だという。
らくだ店長がFacebookで、こんなふうに書いてくれた。
店内に入ると、「見覚えのある人が・・・」
以前、「らくだば」で会ったことがあって、バースデーメールを送ったばかりのサトシさんと再会した。偶然にも同級生だった。
オーナーの「らくだ店長」が次々と常連さんに俺を紹介してくれて話が弾んだ。こういう展開、久しぶりだ。再会や新たな出会いは愉しい。
気が付くと終電。娘と友達のように、
「また来ようね」と別れた。
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