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《毎日投稿16》 ゲーテの格言4
本日もまた、ゲーテの名言です。さっそくご紹介します(*^-^*)
いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と運んでいくのでは足りない。
その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ。 ゲーテとの対話より
……なるほど。
目標への歩みが大事なことはもちろん、歩みそのものが目標であり、歩むことそのものが価値であるような歩みが大事ということのように感じます。
絵を完成させるということで考えてみます。
絵を完成させるためには、下書きや色付けなど様々な過程があります。
その際に、一筆一筆の動かし方、美しいものを書くということが目標であれば、美しい線がかけているか?ということが目標だし、その線が描けたら、その線が描けたこと自体に価値がある、ということだと思います。
描き終える、ということばかりが念頭にあると、一歩一歩をおろそかにしがちになるということがあるように思います。
昨日の記事とも関連があるかもしれませんが、これはゲーテが「高度な創作」を目指していたから生まれた名言な気がしています。
ゲーテは一つ一つの言葉にこだわらなければ生まれない詩や物語の創作を行っていたように感じます。そして、それらの詩や物語を完成することだけではなく、創作の中にそもそも価値がある(価値を作れる)ということを伝えてくれたと思っています。
さらに、時間的距離、辿り着くまで遠くにあったはずの目標を、今、ここ、にまで持ってきてくれた印象があります。
千里の道も一歩から、といいますが、その一歩に焦点が当たっている感じですね。
遠くばかりに気を取られるのではなく、今に集中し、その結果目標に到達するという感じです。
ここまでお読みいただきありがとうございました(*^-^*)