社会人として。後輩として上手く立ち回るためにすべきこととは。
これから社会人になる皆様へ。
結論から言うが、この社会は下が上を立てることが常識であり、その能力のない平凡な人間は淘汰されていく世界である。完全に主観的で個人的な意見であるが、約2年間社会人として生きていて、私がこれから社会に出る皆様に主張したいことである。
そう考えるようになったキッカケ
私は社会人3年目を迎えた、どこにでもいる平凡な24歳である。ただ一つ非凡な点を挙げるとすれば、会社に就職する道を選ばず、自分たちで事業を興す道を選んだこと。
それは飲食店経営というイバラ道だ。
私と2歳年上の店長と店長の幼馴染のオーナーと。
私は1番後輩といった立場である。
これまでの学生生活の中でも先輩や歳上と触れ合うことが多かったし、先輩の扱い方や、後輩力みたいなものにはどこか自信があった。
これまで仲良くしてくれた先輩は皆んな私のコミュニケーション能力と軽いタッチで接することができる私をイジってくれたし、可愛がってくれた。そして私自身、年上と仲良く立ち振る舞えている自分が好きだった。
店をやろうと誘ってくれた店長もそういった先輩のうちの1人だった。
私も店長が好きだったし、店長といる時の自分も好きだった。数いる先輩の中で自然体な自分を出せる先輩の1人でもあった。
私たちはオープンして半年間、店を上手く経営できていた。なりに儲かっていたし、近所では話題のお店となっていた。評判もよく、お弁当事業をしている業者からこのエリアの評判の良いお店として挙がっているので、事業を任せないなど声がかかることもあった。
そんな中で、社員がもう1人増えることになった。
増える経緯についても掘り下げたいところだが、長くなり過ぎてしまうので割愛する。
オープンして半年が過ぎた頃から店で働く社員が3人になった。単純に業務を分担できる仕事に対する負担が減ったり、2人だけでは思いつかなかった新しいメニューや、考え方が店に生まれた。
3人になることで一人一人ができる仕事の幅が増えた。大事なお客様がいれば、店員である私たちが席に座って会話をしたり、一緒に飲んだりすることもできた。
外面的要素(お客様から見えるものや、仕事量の問題)はメリットしかなかった。
しかしながら、内面的要素(店側からしか見えない部分や、一人一人の精神面)ではデメリットが多かったように私は考えている。
これから続く長い話の前に、このnoteを読んでくださっている皆様に事前情報として、頭に入れていただきたいことがある。
それは半年を過ぎたことから私たちの店は
「売り上げが落ちていき、飲食店経営としてよくない状況になっていく」
ということ。
飲食店のお金の流れとは?
飲食店のキャッシュフローはとてもシンプルで、売上(単価×客数)から支出(FL +家賃 +雑費)を引いたものが利益となる。
FLとはfood(食材原価)labor(人件費)のことである。
社員が1人増えたことによって、laborの割合が売上に見合わなくなっていった。半年といった短い期間の中で、3人目を入れても問題ないと考えていた自分たちが甘すぎた。
店にお金が残らなくなっていった。
売上自体も少しずつ下がっていいった。そんな中で僕は焦りや苛立ちを表に出してしまっていた。
焦りや苛立ちをポジティブに変換し、解決策を練らなければいけない中で、私たちはこれといった解決策を打ち立てることができなかった。もちろん、さまざまな試行錯誤はしたが、どれも当たらなかった。
そんな状況の中、店長が休みの日に新しく入ってくれた社員が、店長の働きっぷりについてどう思うか、私に尋ねてきた。私はそこで、溜まっていた不満や鬱憤を吐いてしまった。言わば、陰口である。
その社員は私に賛同してくれていたし、自分の考えは合っているんだといった気にさせられた。
店長がいない時に陰口を言うのが日課のようになっていた。
2人でどうにかしていきましょう!
いつも、そんな感じになっていた。
次第に僕は店の中で、そっけない態度を取るようになっていたし、会話にもあまり入らなかった。自分は正しい。店長が間違っているんだ。そう思っていた。
しかしながら現実は違った。
その新しい社員は、店長の前では従順な部下であり、不満や自分の意見などを殺していた。私とは立ち回り方が全然違った。そして、僕が休みの日や、いない間に、同じように僕の振る舞いについて店長に伺い、同じような状況を作っていたのだと、数ヶ月後に気づいた。
姑息なように思えるし、やっていることが正しいとは思わないが、立ち回りが上手いとしか言いようがなかった。結果的に上に好かれている彼の立場は現在の私より上にあるし、私は1番下の立場になっていた(肩書きなどではなく、パワーバランスとして)。
このように、内側に問題を抱えている店はもちろん、売上が良くなるわけがないし、上手く経営していくことなど不可能である。
私の態度や器の小ささから出していた不満げな態度や行動が、一周回って自分に返ってきた感じがした。ここから学んだことは立ち回りの重要性、
そして
自分の周りで起こる全ての責任は自分にあると言うこと。
〜さんが〜だから…、〜くんのせいで…、〜が居なければ… 。
そんな考え方は通用しないし成功する人の考え方ではない。
そして、他責でしか考えられなかった、器の小さい、ガキな自分を認め、変わっていくことが私のできることである。
この“ダサい自分”を認めるためにもこのようにnoteに何のプライドもなく匿名で書き込んでいる。次同じようにな失敗をしないように。
終わり🦋