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初めての瞑想。始めた理由。マインドフルネスについて

こんにちは。今日は瞑想、マインドフルネスについて書いてみたいと思います。


日々の中で、「自分だけを見つめる」時間が欲しいと感じることがありました。壁打ちをしてもらうために、コーチングやカウンセリングを受けたこともありますが、それはそれでとても良いですし、続けたいと思っていますが、目的が異なると感じました。

私が求めるのは「人間的な成長」「ストレス緩和」「集中力の向上」など様々です。そこで、日々にゆるく瞑想を取り入れることにしました。ゆるくというのは、出社日や土日は時間が取りづらく、在宅ワークでかつ時間に余裕があるときしかできないと思ったからです。そのため週に2~3回ですが、業務開始前に10~15分ほど、時間を作るようにしました。
それでも始めて1ヶ月が経ち、少しずつ変化を感じています。そこで今回、始めることになったきっかけと、実践を通して感じたことをまとめてみます。

瞑想を始めたきっかけ

もともと座禅に興味がありました。心を無にして自分を見つめるのは、座禅がよいと何かで読んだ記憶があるのか、勝手な思い込みなのか、そう信じていました。

座禅で思い浮かぶのは、京セラの創業者である稲盛和夫さんです。同氏の著書『生き方』(サンマーク出版)を読みましたが、座禅によって自分を見つめ直し、リーダーシップに必要な冷静さと判断力を養う時間を作ったというようなことを書かれていました。

またAppleのスティーブ・ジョブスが禅に深く傾倒したことは有名な話のようですね。来日してまで禅を学ばれ、その精神がiPhoneやiPadなどの機能やデザインにつながっていると言われています。

ただ、私にとって座禅は宗教的な要素の強さを感じており、そもそも寺院で学ぶことに抵抗感がありました。宗教を否定するわけでもありませんし、ちょうどよいタイミングで開催される座禅体験会が近くになく、ぼんやりとネット検索するだけで月日が過ぎていきました。

そんなある日に何気なく読んだ望月俊孝さんの『1分マインドフルネス』(KADOKAWA)でマインドフルネスがどういうものかを知ったことが、瞑想を始めてみようと思ったきっかけでした。

その本の中で、先のスティーブ・ジョブスはApple創業前の2年間、インドに放浪し僧院で瞑想に明け暮れていたらしいです。同氏の薦めでFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグも同じ寺院に来訪し瞑想をしたとのこと。その書籍にはマインドフルネス瞑想の実践方法も記されていて、そこで初めて実施してみようと重い腰をあげたのでした。

瞑想アプリの導入

とはいえ、書籍だけでは正しい実践方法が身につくとは思えず、書籍に書かれているようなトレーニングに参加するまでの意欲はなく、そこでYouTubeかアプリかと調べたときに、「Meditopia」というアプリを知り、評判も高かったことから、トライアルで導入することにしました。

このアプリは、初心者向けの基礎編は無課金でスタートでき、瞑想がどういったものか分かるように優しくガイドしてくれるため、How Toを学ぶのに最適です。基礎編を繰り返して実施しているので、まだ課金はしておらず、課金後に用意されている様々な瞑想テーマは未体験ですが、何周か基礎編を学んだら課金を検討しようと思っています。

禅との違い。ビジネスに取り入れられるマインドフルネス

興味を持つと、その情報をついつい調べてみたくなるものです。また、調べるうちに、マインドフルネスがビジネスシーンに取り入れられていることが分かりました。

マインドフルネスは、禅の教えを元にしつつ、宗教色を排して誰でも実践しやすい形にアレンジされたものです。ややこしいですが、座禅と瞑想は違います。座禅は特別な場所や姿勢が求められますが、瞑想は日常生活の中で気軽に取り入れられるようにされたものです。極端な話、椅子に座ってもできます。また、マインドフルネスと瞑想も厳密には違うようですが、瞑想の目的の一つにマインドフルネスがある、と私は理解しました。

ビジネスシーンにおいては、マイクロソフトのビル・ゲイツも瞑想を習慣に取り入れているようです。週に 2 ~ 3 回、1 回につき約 10 分間瞑想していて、集中力を高めると自身のブログで綴っていますし、アンディ・プディコムというアメリカのマインドフルネスの第一人者が執筆した『頭を「からっぽ」にするレッスン』をおすすめ本として紹介しています。

参考:「Why I’m into meditation」https://www.gatesnotes.com/The-Headspace-Guide-to-Meditation-and-Mindfulness

余談ですが、この本を私は富良野へ旅行した際の旅館で見つけて読んで面白かったので購入しています。そこにも何かしらの瞑想に導かれた因果を感じました。

また、セールスフォースのCEOであるマーク・ベニオフは、瞑想を熱心に実践する人物として知られ、「未来は過去と等しいものではないとわかる。自分がいま、この瞬間に存在しなくてはいけないことがわかる」とHarvard Business Reviewの記事で語っています。

参考:Harvard Business Review「危機のいまだからこそ、リーダーには瞑想が必要だ」https://dhbr.diamond.jp/articles/-/6660?page=2

さらに企業での取り組みも進んでおり、例えばGoogleでは社員に対してマインドフルネスのプログラムを提供しています。このプログラムは「Search Inside Yourself」と名付けられ、同社のベテランエンジニアのチャディー・メン・タンが、専門家を集めて社内の仲間のために開発したプログラムとのことです。

参考:Harvard Business Review「Google発の “心を磨く” 研修プログラム「Search Inside Yourself」。今日から実践してみない?」https://studyhacker.net/columns/search-inside-yourself

私は未読ですが、書籍も出版されています。

また、マイクロソフトジャパンには、瞑想のための専用ルームが設置されており、社員が集中を高め、リフレッシュするための場として利用されているとのことです。

参考:ITmedia ビジネス「日本マイクロソフト、本社オフィス改修完了 ウェルビーイング重視で「瞑想ルーム」「トレーニングルーム」新設」 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2207/01/news123.html

このように著名なビジネスパーソンや企業に導入され、マインドフルネスの効能は広く知られるようになりました。

瞑想を始めて1ヶ月。感じたこと

瞑想を始めた最初の1週間は、寝落ちすることも何度かあり、仕事やプライベートのことが頭から離れず、意識が散漫になり、瞑想の「今を見つめる」「呼吸を意識する」ということができない日々が続き、逆にストレスが溜まりそうになることがありました。しかし根気よく、続けていくうちに少しずつ自分の心の動きに気づけるようになってきました。呼吸や体の感覚に意識を向けることで、今に集中することができ、気分がリフレッシュされるような気がしています。

また、子どもが騒いでいるときにも以前より冷静でいられる瞬間が増え、仕事中には少しずつですが感情的な反応を抑え、一歩引いて考えることができるようになってきたように感じます。こうした小さな変化を実感することで、瞑想を続けるモチベーションにもつながっています。

瞑想を続けようと思った理由

もちろん、これらの変化が瞑想だけの効果ではなく、同時に読んでいる本の影響もあるかと思いますが、今のところ順調にできているので、今後も続けていきたいと思っています。瞑想に何もかもを期待しているわけではありませんが、少しでも他人に優しく接し、社会に貢献し、誰かを導けるような存在になりたいという思いが、私の中でより強まっています。

瞑想を始めようか悩んでいる方へ

もしこの原稿を読んで「瞑想をしてみようかな」と思った方がいれば、最初はうまくいかないこともあるかもしれません。私もまだまだ完璧ではありませんし、週末は家族優先、瞑想の時間は取れません。でも、それでいいのだと思います。気軽に始めて、自分のペースで続けることが大切です。私もこれからも瞑想を続けながら、日々の生活をより豊かにしていきたいと思っています。

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