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西中島東鳥
2017年4月17日 00:45
いまはただあなたひとりの真っ白なカーテンとして夕焼けを待つ(穂崎 円) 晴れた日の午後の慕情の部屋だろう。窓の向こう側にいる恋人を待っている心が、いちまいのレース編みのカーテンのように繊細で麗しい。やわらかな夕陽を透かす刻が訪れたら、いっそう神秘的にそれは煌めく。キャンバスへと丁寧に配置された言葉が詩を超えて、耽美な絵画の世界を描き上げている。 2017年4月16日 東京歌