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西中島東鳥
2016年7月31日 16:35
舞う虫が織り成す闇と光との秀逸な対比のレトリックよれよれのシャツを着てきてその日じゅうよれよれのシャツのひとと言われる鴨川に一番近い自販機のキリンレモンのきれいな背筋この夏も一度しかなく空き瓶は発見次第まっすぐ立てる立ち直る必要はない 蝋燭のろうへし折れていくのを見てる虫武一俊 /『羽虫群』実を申しますとこの第一歌集には過度の期待はしていませんでした。何故なら私は著者の