先輩の意図が分かると仕事の本質が分かる

仕事をしていて

「どうしてここまで
やらないといけないのだろう?」

「これやるより、こっちの方がいのでは?」

と思ったことは
ないだろうか?

私は
カフェで働いていて

「こんなに
細かいところまでやるの!?」

と先輩の仕事に
驚きと疑問を
抱いたことがあった。

しかし
あるときを境に

「なるほど!そのためか!」

と先輩の仕事の意図を
理解できるようになり

意味を持って
仕事をするようになった。

知るだけで
仕事への取り組む姿勢が
好転するだろうと思い

シェア。


先人の思考領域と
後人の思考領域は違う


どの分野でも

基礎的な知識や技術を
ある程度習得した人が
必ず陥る現象がある。

私はそれを

小山の大将

と勝手に名付けてる。

意味は
少し何かが
できるようになると

「これができたのだから
大丈夫!」

と自分を
過大評価すること。

ベテラン気取りをしたり
先輩風を吹かす人に
ありがちだと思う。

私も仕事をして
1ヵ月が経ったころ
この現象に陥った。


小山の大将は反面教師に


その日は土曜日で
ありがたいことに
お客さんが

ひっきりなしに
来店してくださった。

「水グラスの用意お願いします」
「3宅に1名ご案内します」
「オーダー通して来ます」

これから行うアクションを
逐一言葉にして
伝え合っている。

お店を
効率よく回転させるため

スタッフ同士で
声を掛け合っていたのだが

その当時の私は

先輩方が
声をかけながら
料理を持って行ったり

席に案内する
姿を見て

「細かいことを
いちいち独り言のように
言いながら案内したりするのって

なんかカッコ悪いし
スマートな接客じゃない
なぁ…」

「お客さんの流れ見たり
スタッフの動きを見れば

わざわざ細かな自己申告
しなくていいのでは?!」

と疑問を抱いていた。

さらに

大好きな
コーヒー屋さんが

最低限の
声かけだけをして

阿吽の呼吸のように

コーヒーをいれたり
ケーキを提供し

その
接客スタイルに憧れて

「最低限のやり取りで
スピーディーに動くほうが
スマートで絶対カッコいい!」

という
勘違いをして
働いていた。

しかし、

その考えは
瞬く間に散った。


動くことで見えてくる


1人のお客さんの
オーダーを聞いているときや
商品紹介をしているときは

周りのスタッフが
どのように動いているのか
完全に把握できなかった。

そのため
他のスタッフと
同じ行動をしてしまうこともあった。

動きの重複は非効率に
繋がる。

そのとき

「先輩方は
やることが
重複しないようにするために

細かいことも
声を掛け合って
動いていたのか」

行動の意図が
理解
でき

声かけは
それを防ぐための
配慮でもある。

同時に

「ウチはウチ
よそはよそ」

と納得した。

接客スタイルは
そのお店それぞれに合ったものがある。

それからは
自分から周りのスタッフに

自分の動きを伝えて
動くようにした。

意味のないと
思えるアクションも

行動をしていくことで
その意図が
分かってくる。

だからこそ
疑問が生まれたときに

「これは意味がないからやめよう」

と自己判断をするのは
気づくチャンスを
逃すことになる。

自信がある人ほど
自己判断しやすいのではない
だろうか。

小者で止まらないために
小山の大将にならないために

常々気をつけるように
心掛けている。

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