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メンタルヘルスの日に寄せて ~真のメンタルの強さとは?~

 今日は10月10日、世界メンタルヘルスの日です。今日は番外編として、みなさんとメンタルについて考えるためのきっかけと、今日1日だけでも構いませんので本気でメンタルと向き合う日にしていただけると嬉しいなと思っています。

日本のメンタルヘルスの捉え方

 世界におけるメンタルヘルスの価値は、近年急速に高まっています。これは先進国はもちろんのこと、貧困・紛争などの環境を問わず発展途上国でも、メンタルヘルスへの取り組みが間違いなく加速しています。

 世界のメンタルヘルスケアの市場規模は3913億ドル。(2021年時点)世界のメンタルヘルスケア市場は、2030年には5,511億ドルに成長すると予測されています。

 しかし、ここ日本では、まだ「口先だけ」の対応が多いと感じざるを得ません。さまざまな調査、白書でも取り上げられているメンタルヘルスに関する内容は、どこまで調べても精神疾患や症状の内容ばかり。Well-beingというワードは流布されてきているものの、上手く活用されている例はかなり少なく、専門家介入のもとやっと、少しずつ、導入数が増えてきているのではないでしょうか。

※いつもお世話になっている株式会社AZent柳沼さんのサービスです。ちょっと告知を挟ませてもらいました。w

 メンタルヘルスの問題は「甘え」ではありません。むしろ、自分の心に向き合う勇気と探究心を持つことこそが、本当の強さです。しかし、日本社会では、メンタルの問題に対する誤解がまだ根強く残っています。

トラウマを抱えながら生きることが「美徳」?
メンタルの問題に目をつぶることが「優秀」?
メンタルは自分で解決すべき「個人の問題」?

 こうした考え方は、もう古いものです。メンタルヘルスの問題は誰にでも起こりうる「心の怪我」であり、体の怪我と同じように適切なケアが必要です。骨折したら、一度は必ず病院行きますよね?リハビリも活用しますよね?なのになぜメンタルはいかない?この違和感がなくなることを願っています。

真のメンタルの強さとは?

 メンタルの強さは、ただ困難に耐え忍ぶことではありません。むしろ、些細な変化に気付き、それを他者に伝える勇気、そしてそれに向き合い解決する覚悟がメンタルの強さを象徴します。

気付く力:自分の心や感情に敏感になり、ストレスや不調の兆候を見逃さないこと。これは不調のみならず、好調時にも言えていることです。なぜ自分は今調子がいいのかを気付き、整理できる力が求められます。
伝える勇気:誰かに助けを求めることは決して弱さではなく、強さの証です。苦しみを共有することで、解決策が見つかることもあります。そして、共有することで信頼関係という最高峰の価値を手に入れることもできるのです。
覚悟して向き合う:問題に対して逃げず、向き合って解決していく決意を持つこと。これは時間がかかるかもしれませんが、そのプロセスが人を成長させます。仕事やスポーツでは当たり前なのかもしれません。でも一方で自分のことになると急に雑になる。この差はなんなのか。自分のことを世界一大事にするのが、自分の人生を生きること。

日本のメンタルヘルス理解に変革を

 日本では、まだまだ「メンタルの問題」に対する誤解が多く、メンタルヘルスの問題を抱えている人が声を上げにくい環境にあります。だからこそ、私はこれからもメンタルトレーナーとして、誤った理解を変えるために精力的に活動していきます

今日という日が、あなたの何かを変えるきっかけになることを願っています。メンタルの強さとは、困難に直面した時に、それにどう向き合うかで決まるものです。これからも一緒に、正しいメンタルの理解とケアを広めていきましょう。

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世界のメンタルに平和が訪れる日々を願って。
中里匠吾

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