内藤隆史(ないさん)

愛知県内の自治体の公務員です。 「公務員人材開発研究会」を開催し、人材育成やマネジメン…

内藤隆史(ないさん)

愛知県内の自治体の公務員です。 「公務員人材開発研究会」を開催し、人材育成やマネジメント、働き方について学び実践しています。 国家資格キャリアコンサルタントです。公務員のキャリア相談、学生さんの就職支援、職場におけるマネジメントやチームビルディングを中心に活動しています。

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最近の記事

「セルフケア」は誰にでも必要

伊藤絵美さんの「セルフケアの道具箱」読了しました。 キャリアコンサルタントの資格を取って、カウンセリングするときに、ストレスコーピングを学びたいという気持ちがありました。そんなことを思っていると、本屋さんで偶然出会うのですね。 この本は、ストレスを抱えて悩まれている方で、なかなか病院などには通えない場合でもセルフケアに取り組むことで改善できることが書かれています。ワークとして100種類。 本を読み始めて、ワークを見たりやってみたりすると、そもそも、ここ数ヶ月感じていたこと

    • 三宅香帆さんの本であることと、このタイトル「「好き」を言語化する技術」で惹かれてしまい、あっという間に読んでしまった。

      好きや感動の表現が「おもしろかった」とか「すごい」とか「やばい」とかになってる!本の帯にこのようなことが書いてあって、タイトルがこれで、前回ハマった三宅香帆さんの本となれば、私は買ってしまいます…。そして、他の積読を積んだまま、読んでしまいます。今回、久しぶりに新幹線で移動する時間があり、2時間半の間に読んでしまいました。 ここからは多少ネタバレにもなるかもですので、ご了承ください。 自分も、このnoteに記事も書きますし、SNSで投稿もします。それなりの回数で自分が感じ

      • 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」自分の状況に少し気付けたかも。

        このタイトルで、今売れている本のことだとお気づきの方も多いですよね。帯に「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」というのが、タイトルも含めて、まさに自分に向けての言葉のように聞こえてしまいました。 知人がSNSで投稿していたのを拝見して購入。内容は書評家である著者の読書の歴史から紐解く内容です。この内容が、とても面白いです。 ここからは書評ではなく、自分が読んだことから感じたことをつらつらと書き留めている内容ですので、ご了承を。少しネタバレになります。 現代の読書にノイズ

        • 海老原嗣生さんの「少子化ー女"性"たちの言葉なき主張」を読んで

          雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんは、私の尊敬する方のおひとりです。私にとっては公務員人材開発研究会の学びのベースとなっている「マネジメントの基礎理論」は私の人材育成のバイブルであり、「夢のあきらめ方」はクランボルツとの出会いをいただけた人生のバイブルです。 海老原さんは雇用のカリスマ、専門家としてキャリア理論から雇用の歴史、制度のことまでをわかりやすく教えていただき、その上でこの時代の矛盾に鋭く切り込んでいただき、そこにとても共感します。 女性の生き方、キャリアについて

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        • キャリアコンサルタント
          107本
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          13本
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          7本

        記事

          令和6年度のスタート

          いよいよ新年度のスタートです。皆様はどのような新年度をお迎えでしょうか。同じような環境や状況の人はいるでしょうけど、一人ひとりのライフに合わせて、その人自身のスタートがあることでしょう。 さて、思い返せば、自分に多くの変化があった令和5年度。 仕事も大きな転機となる事業を多く携わらせていただきました。 短納期で事業化させたものもあれば令和4年度に汗をかいたことの集大成をまとめることもしました。市民と向き合い、市民とともにまちをよくしていく実感を感じながら、日々を駆け抜けてい

          令和6年度のスタート

          キャリアパスポートを基に対話しよう

          小学4年生の子どもがキャリアパスポートを持って帰ってきました。 キャリアパスポートは中央教育審議会答申ではこのように記されています。 教育委員会によってはHPに様式も掲載されていますね。 他県のものを見たら、年度の始めに目標を設定して、学期ごとの振り返りなどを行い、1年の最後に1年を振り返るような形式になっています。 ポートフォリオとして、学年ごとの積み上げが確認できますので、子どもの成長を見ることができるので、本人も親も振り返りに活用できます。「なにをできるようになり

          キャリアパスポートを基に対話しよう

          自分をメンテナンスしよう②

          先日、こちらの記事を書きました。 この1週間は原因のわからない鼻風邪の症状に悩まされて、仕事中も頭痛があり、熱はないけどだるさが抜けない毎日でした。昨日からだるさも抜けてピークは過ぎたとは思いますが、鼻水と痰が残っている感じです。なんとか週明けにはなんとか体調を回復したいと思います。 今、メンテナンスしていることは 〇鼻の状態の改善 〇顔や手の肌(皮膚)の状態の改善 〇虫歯の治療(なんと3か所も見つかりました(泣) 〇定期健診の二次健診 です。ほぼ毎週病院に通っています

          自分をメンテナンスしよう②

          歩んできた道と成長で未来が描かれる

          先日、友人と喫茶店で3時間以上話し込んだ。アルコールなしでコーヒーとデザート(コメダでミニシロノワール)。お話の内容はキャリアのこと、働き方のこと。あっという間に時間は過ぎました。今日も記事はそのお話した内容から自分なりに振り返ってみたことです。 友人は民間企業勤務で私は公務員。業種の違いもありますが、そこで話になったのは異動の違いです。その方の企業は異動は同じセクションの中で、例えば本社から支社とか、同じ部署内で違うセクションに異動することはありますが、全く違う部署への異

          歩んできた道と成長で未来が描かれる

          自分をメンテナンスしよう

          仕事のことにフォーカスすると、この数年はあまり息抜きができない状況が続いていると感じています。それでも、お休みはちゃんと取っていました。この1年は、キャリアコンサルタントの試験を受け、PTA、個人活動の重なっていたので、振り返ってみると、何もしない休日は少なかったなと思います。平日はPTAなどで多くお休みいただいていて、ふと振り返ると「ん?それでも仕事はできているぞ?」と気づきました。改めて、自分の働き方を振り返ることができました。 昨秋、鼻の調子が悪くなりました。今までは

          自分をメンテナンスしよう

          ”機会”をどう向き合い、乗り切っていくのか。子どもの授業参観から感じたこと

          親バカ日誌から始まります。 小学4年生の娘の授業参観に行きました。実は入学後初の授業参観。一時は参観する親の人数も制限されていましたが、今は普通に行けるようになってよかったです。 朝に娘に「行くよ」と話すと、「今日は司会で緊張するからやめて~」と言われました。小学4年生ぐらいからのあるあるでしょうか。 なぜ司会なのか。学級会を今回はすることになりました。テーマは低学年との遊びの企画です。低学年と一緒に遊ぶ遊びを2つ実施することを検討していて、そこにオリジナルルールを決める

          ”機会”をどう向き合い、乗り切っていくのか。子どもの授業参観から感じたこと

          はじめてやってみたグラフィックレコーディングと自己理解

          1月下旬に知人のグラフィックレコーダーの方と「はじめてのグラフィックレコーディング」というイベントを開催しました。 その方と出会って半年後に実現できましたが、「自分がグラレコにチャレンジしてみたい」ことがそもそもの動機。このような機会はなかなかないので、きっと多くの人も望んでいるはずと思い、企画したところ、あっという間に定員に達しました。 副題が、「自分の活動を見える化してみよう!」 初心者が会議やグループワークで実践するのは、練習でも難しいので、自分の活動を見える化して

          はじめてやってみたグラフィックレコーディングと自己理解

          没頭するようにしよう

          2024年がはじまりました。 元日から能登半島で地震もあり、被害に遭われた地域の方々のご苦労を思うと自分が何ができるのかと考えてしまいますし、公務員である自分には災害対応の視点からも日々の報道に目を向けるようになっています。1日も早く、復興していけるよう願い、また自分ができることをできる範囲で行いたいと思います。 日本では年始から様々なことが起こっています。私個人も年始から実はいろいろなことが起きています。そのことはまた改めて記事にしようと思いまして、今日は年末から考えてい

          没頭するようにしよう

          キャリア自律と主体的な学び

          自分自身は比較的主体的な学びを実践している方かなという自覚はあります。それは何のために学んでいるのでしょうか? 今の仕事に役立つから? 困っていることを解決したいから? 学ぶことが楽しいから? どれも理由にもなって、動機にもなるでしょう。 でも、根幹は自分自身の成長のためだと感じています。 ただ、成長のためだけだと捉えると成長の先に何があるのかという問いが待っています。 慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授の高橋俊介氏の著書「キャリアをつくる独学力」を読んでいます

          キャリア自律と主体的な学び

          仕事納めの振り返り~動いたことの成果

          今年度のはじめにこの記事を書きました。 4月から着任した担当業務は、自分がやりたい仕事でした。ただ、例年の通常業務と違う面があります。その業務の今後について、大きな方向性を示すことになる方針と計画の策定、某他機関と連携した事業(これは以前からずっと担当)、新規事業などのミッションが多数ありました。重たいとか大変ということではなく、このミッションに対して自分なりにやりたい、挑戦してみたいという気持ちがありました。 ただ、とても難しい面がありました。特に方向性を示す業務につい

          仕事納めの振り返り~動いたことの成果

          40代の”大”作戦会議~これから迎える50代以降の人生を見据えて、40代をどう生きるのか~

          昨今、「リスキリング」という言葉がよく使われるようになっています。 「学び直し」。少し前まではリカレント教育ととも言われていたでしょうか。なんとなく感じるのは、リカレント教育が人生を豊かにする学び直しで表現されていたことに対して、リスキリングは職業や専門性の切り口から使われている印象があります。でも、私自身の捉え方は、本質的には「生きる」ことにおいて必要となる「学び」を考えるという点で同じだと感じています。 ある日、友人の記事を拝読しました。 島田正樹さんは同業者で同世代

          40代の”大”作戦会議~これから迎える50代以降の人生を見据えて、40代をどう生きるのか~

          経験のない課題の向き合い方と共有化

          プロ野球は3月末に開幕。大好きな中日ドラゴンズは立浪さんが監督になり、期待の若手も多く出てきて、今とても調子がいいので、久しぶりにワクワクしています。 仕事は4月1日が新たなシーズンの開幕です。 4月から仕事の内容が変わり、係長として、とても大きな複数のミッションを取り組むことになりました。時間も限られていて、あまりよい表現ではありませんが、一日一瞬が無駄にできない気持ちになっています(もちろん、休息も必要なこととしての前提です)。 これらのミッションは、大きな言葉ではシ

          経験のない課題の向き合い方と共有化