本当に「扶養内」で働きたいですか?
求人サイトでお仕事検索するとみかける「扶養内OK」という検索軸。それだけ扶養内で働きたいと考える女性が多いということですね。
少しでも扶養控除を受けて家計をラクにしたい・・・と考えるのは自然かもしれません。
でも収入を得たくて仕事をするはずなのに、一方で、収入が一定以上超えないように気をつけるというのは、大きな矛盾とも言えます。
今日の記事は、扶養内で働こうと思っていた方や、扶養内で働いていたけれど「好きを仕事に」できたらと迷っている方にオススメです。
扶養内で働くための「〇〇〇万円の壁」とは?
「扶養内で働く」ということは、「扶養控除が受けられる範囲の中で働く」ということです。
扶養控除には、『税制上の扶養』と『社会保険上の扶養』の2つがあるんですが、一般的に「扶養内」というと、これらが混ぜこぜに語られることが多いようです。
気になる方は以下のサイトをご覧になるとわかりやすいと思います。
「扶養内で働く」というと聞かれる「〇〇〇万円の壁」ですが、金額がまちまちだったりでよくわからない方も多いと思います。
これについても上記のサイトに詳しく書いてありますが、掲載されていた図表がわかりやすいので貼りますね。
「扶養内で働かないと損なのでは?」と、なんとなく扶養内で働くことが当たり前のように感じていたけれど、実は結構複雑で、あまりよくわかっていなかった方も多いのではないでしょうか?
改めて上の図表で「〇〇〇万円の壁」の金額を見て、あなたは今どう感じていますか?
なんのために「扶養内で働く」のか?
昨日の記事にも書きましたが、出産して働き方を見直す女性はとても多いですよね。
子どもが小さいうちはできるだけ側にいてあげたいから、フルタイム勤務ではなくパートタイムで。それならば「中途半端に働くよりも、扶養内に収まる程度に働こう」。
そう思うのは自然のことかもしれません。
前述の派遣会社サイトに、小さいお子さんのいる27歳主婦の方からこのような質問がありました。
今、子供が2人おりまして、扶養の範囲内で働きたいと考えています。できれば週休2日、1日4~5時間の就業というと、いまどきそんなに都合のいい仕事ってありませんか?
結婚前は単発の派遣もしていましたが、やはり子供を預けてまで働くからには長期で安定性のある仕事を探していますが、主婦の派遣って難しいのでしょうか?
この質問への回答がとても丁寧で好感が持てたのですが、最後にこのように書かれていました。
ひとつだけ注意して頂きたいのは、そんな条件の派遣先が見つかったとしても、お子さんを預けて仕事をして、収支が合うかどうかという点です。もちろん、お金だけでない、やりがいも必要かと思いますし、主婦さんにとって、何が大切なのか、収支計算と共に、仕事を探す前に一度考えてみてからでも遅くはないと思います。
ママが働きたいと思う3大理由は「経済の安定」「精神の安定」「社会とのつながり」(小学館HugKum)。
でも当たり前ですが、「扶養内で働く」と決めるのは、自分で収入の限界を決めることと同じです。
つまり、収入を得たくて働きたいはずなのに、自ら収入を低く抑えるという矛盾が起きているのが、「扶養内で働く」ということです。
特に子どもが小さいと保育園の送り迎えや子どもの気持ちを考えて、一日の勤務時間は短く、勤務日数は多くしたいという方は多そうですよね。
でも勤務日数が増えれば、回答者さんがおっしゃるように交通費がかさんだり、子どもの都合で仕事に影響が出る可能性も高くなり、収入はますます減ってしまいます。
それでも「扶養内で働く必要」は、あなたにとって本当にありますか?
「扶養内で働く」ことを目指すのと、収入が増える過程で「扶養内」であることは似て非なるもの
パートや派遣で「扶養内で働く」ためには事前に調整が必要なので、特に働く前から「扶養内で働く」ことを決めています。
それでは、なぜ「働く」ではなく「扶養内で働く」ことを選ぼうとするんでしょうか?
扶養控除を受けられた方がお得な感じがするからでしょうか?
ここでぜひゆっくり時間をとって、『本当の自分の声』を 聴いてみてください。
子どもがいるから、家族が反対するから・・・。頭ではいくらでも、扶養内の方がいい理由が思いつくかもしれません。
でも、あなたの心の奥底にある本当の気持ちはなんですか?
ママだから、扶養内で働くくらいがちょうどいいと、本気で思っていますか?
「夢中になってやりがいを感じる仕事がしたい!」
「好きなことを仕事にしたい!」
もしあなたが心の底ではこのように感じているのだとしたら、起業することをオススメします。
自分で起業すれば、働き方は自分で決めることができます。
私が代表を務める「幸せにお金をつくる女性のコミュニティUKA」の講師には、
フォトスタジオを経営し子連れ出勤する日本おひるねアート協会代表理事の青木水理さんや、スタッフもお客さまも利用できる託児付き骨盤ケア サロンディアーマム代表取締役の三浦沙矢香さんなど、
最初はママである自分が、仕事も子育ても両方大切にできる働き方を考え、結果、そのコンセプトが受け入れられてビジネスを拡大されている方がいらっしゃいます。
「起業するなんて、本当にわたしにできるかな?」そんな不安を持つ方も多いと思います。
すぐに最初から大きな収入にはならないかもしれませんが、それなら「扶養内」に収まるので、扶養控除を受けられますね。
最初から「扶養内に収まるように働く」ことを目指すのと、収入を増やすことを前提に活動する中で「結果的に扶養内だった」というのでは、まったく違います。
前者の場合は、そもそも収入を増やすことにマインドブロックがあるので、収入を増やしたくなってもなかなか増えません。
後者の場合は、マインドが整っていれば収入は必ず上がっていきます。
ママだと働ける時間や働き方が限定されやすく、企業で働く場合はそれが足かせになってしまうケースがまだまだ多いです。
でも自分で起業して、働き方を自分のライフスタイルに合わせれば、仕事と家庭の両立に悩むことも少なくなり、ママとしての経験をプラスにすることさえできます。
そして自分の環境が整ったときに売上を上げていくことができます。
もちろんそのためには、ビジネスや自分のマインドを整える方法を身につける必要があります。
だから子どもが小さいときは、売上は小さくても学びと実践の時間と位置づける。
そして少しずつ子どもに手がかからなくなってきたら、ビジネスの比重を多くしていって、売上もやりがいも大きくすることを目指す。
それができるのが『ママ起業』です。
このサロンの写真は、私のセルフコーチングスクールの生徒さんが、とうとう明後日オープンされる自宅サロンの写真です。
待望のお子さんが生まれて幸せな反面、子どもが小さいうちは・・・と大好きな癒やしのお仕事ができないことでモンモンとされていました。
でもコーチングに出会い、「ママが自分らしく生きていることこそが、子どもにとっても本当の幸せ」ということに気づかれました。
そしてお子さんが幼稚園に入られたのを機に、本格的にご自宅を改装し、リトリートサロンLife Treeをオープンされます。
あなたは本当に「扶養の範囲内」で働きたいですか?
ママだから扶養の範囲程度で働こうと思うなら、ぜひ好きなことや得意なことを仕事にして「ママ起業」することを検討してみてください。
「幸せにお金をつくる女性のコミュニティUKA」では、そのために必要な学びや情報を提供しています。
◎ ママのスキマ起業無料ガイドブック
◎ ママのスキマ起業サポートコミュニティUKA公式サイト
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