ストレス (20)
ハンス・セリエ博士は、ストレスを
外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応
としています。
私なりにまとめると、
生活してく上で、ずれを感じるときの嫌悪感
自分の考えに基づいたやり方と違い、いやだなと思った時の心情。
この「ストレス」は、何が起因してるのか?
起こりうる場所は、「仕事場、学校、家庭」などであり、他人と接する時に生じる。
よって、「他人」とのずれが、ストレスを生むのではないかと思う。
大概の人は、この「ずれ」を両者とも認識し、お互いに調整しようとし、適切に生活していると思われる。
しかし、「ずれ」をずれと認識しない人がいると、調整できない。
片方は調整する必要がないと思っているから、ずれは残ったままになり、両者ともストレスを抱えてしまうわけである。
一方は、ずれを調整できないストレス。他方は、ずれを認識できず、問題が何かわからないストレス。
ずれを認識しない人がいるのか?
脳の状態が通常と比べ著しく違う場合、そういうことがあり得ると思う。
例えば、性格や感情を表す脳内「モノアミン系」神経伝達物質が極端に少ない、もしくは多い場合、そうなりえるのかもしれない。
つまり、その人の脳では、正しく「ずれ」てない、と判断しているのだ。
となれば、そういう人は常に「ずれ」を認識できず、調節することが出来ず、ストレスをずっと抱え込んでいるのではないか。
とても大きな問題と感じる。
「脳」の問題であれば、治りにくい。
できることは、ストレスを和らげる環境をつくっていくことと思う。