好景気と不景気のサイクル
今って、この瞬間、好景気なのか不景気なのか、バブルなのか分かりにくいですよね。でも、歴史を紐解くと、かなり同じサイクルを回っているので、過去を勉強すると今の立ち位置が推定できます。歴史はとても良いテキストですね。
この先は、前に投稿した「世界経済史(十字軍からリーマンショックまで)わかりやすく、まとめてみました!」から引用した文章になります。
「好景気」になるには、国の成長として、『構造転換』していくことが王道。いままでの産業構造から、新しい産業構造に生まれ変わることが必要です。私見ですが、鍵は、最新テクノロジーを含んだ「新しい社会インフラ」に適応すること、ではないかと思っています。
これは、民需から起こり、政府が規制緩和していくことで、早く成長していく感じがします。産業革命時代は、船。日本の明治維新後の、鉄道。20世紀からの、車。ニューエコノミーあたりの、インターネット。
次の新しいインフラは、「タイムマシン!」とか言いたいけど、現実的でないので、見える範囲で考えると「ロケット」ですかねえ。誰でも自由にロケットを運転できると、新しい社会インフラとなり、構造転換となるのではないでしょうか。
日本の場合は、まず、2000年初頭のアメリカの「構造転換」を焼き直すところで、一段アップしないといけないですかね。そこの土台に乗ると、情報ネットワークの「データ活用」がコアになるので、ここでさらに「構造転換」したい。日本は、優秀な数学者を生む土壌があると思うので、ここは日本はチャンスじゃないかと感じています。
もうひとつは、「不景気」に陥るパターンですが、これはやはり、バブルがはじけた後というのがパターンですね。こまかいですけど、「エネルギー」と「アメリカの金利」も左右します。ですので、アラブ諸国の動向と、米国中央銀行FRBの金利は注視しましょう。
バブルは、市中にお金が余るという状況から、投機商品「株式」そして「不動産」に流れますね。それで、株式が落ち、不動産価格が下落するパターン。となると、今のコロナ対策(政府支出)で、お金が市中に出回り、株価が上がっていくパターンは要注意ですね。日本の場合、いつまで日本銀行がマネーサプライを続けるか、が鍵なんでしょうね。