食事の話(雑談)
{2022.07.19の記事}
皆様は食にこだわりってありますか?
私はありません!
子供の頃から肥満気味な体型だったので
『私って食べるのが好きなんだ!』って思い込んでいたんですけど、実は
『胃袋に入ればそれで良い。』というタイプで[食事を楽しむ]という概念が一切無かったのです。
少し前に、
『あれ…私食べるのそんなに好きじゃないかも…?』ということに気が付いてから、食べる量が少し減りました。
お腹はすくので不食にまでは到ってないのですが、
・食べなくて良いなら食べるの面倒臭い
・食べてる時間って無駄じゃない?
・食事を用意する時間って無駄じゃない?
・不食になりたい
とまで思いました。
まぁでも今のところ適当に食べてはいます。
最近、たまたまですが、
『食事って何なんだろ?』って考えるきっかけになるYouTubeを立て続けに見たので、思ったことをただ淡々と書きます。
以前は、料理を作るのも嫌いだったんですよね。
でも、パン屋でパンを作る職に就いてから、調理に対しての概念が少し変わって、そこから徐々に料理嫌いではなくなりました。
私の小さい頃は、祖母(父方の)がご飯を作っていたんです。
いつ頃からかは忘れましたが、中学の頃には、母の料理を食べていた気がします。
祖母も、母も、料理上手ではなかったんですよね。(大人になってから分かりました。)
祖母の作り方は全く記憶に無いので分かりませんが、母は何でも調味料を目分量で作っていたんです。
それで、私も、
『料理は目分量で適当に作るものなんだ!』っていう、謎の刷り込みがありました。
母に
「料理教えて?」
と言っても、何を作るにも
「塩は少し、砂糖はこの位、醤油もこの位……。」
と、アバウト過ぎて、全く頭に入らない上に、作る度に味が安定しないので、
『私は料理苦手だなぁ…。』って意識があったんです。
祖母の料理にしても母の料理にしても
『美味しい!』と感じたこともなくて、
『こんなもんなんだろうなー…。』と、淡々と食べていた感じです。
パン屋で働いていた頃、[分量をしっかり測る]という作業を何度もしている内に、
『分量さえキッチリ測れば、品質は安定するよな~………は!』と、雷に打たれました。
『え、料理もちゃんと分量測って作ったら美味しく出来るに決まってるよね?』と、いう何とも当たり前なことにようやく気付いたんです。
そこから、ネットで調べたレシピの通りに[分量はキッチリ測って調理する]ということをやり初めてから、私の料理に対する苦手意識は無くなりました。
私の場合、
『測らない方が逆に面倒臭い!』と思うほどに…。
(頭の中で『え、どの位入れたら良いんだろ…分かんない…』ってフリーズする感覚が嫌いなんです。)
それ以来、
『これが食べたい!』と思ったものをネットで調べて、レシピ通りに作ってみる
→食べてみて美味しければそのままレシピをメモ
→もし、自分の口に合わなければ次回以降は調味料の分量を調節しながら作る
ということを繰り返す内に、
『自分好みの味で食べる料理って美味しいんだ!』って、気付いてしまった訳です。
自分で作った料理を
『美味しいなぁ~。』と、感じながら食べる経験を繰り返す内に、調理に対する嫌悪感が更に減りました。
プラス
『こういう味が食べたい時は、この調味料とこの調味料を組み合わせたら……。』などの知識が少し付いたみたいですね。
そしたら、料理の味の深みというか、奥行きがちょっとだけ分かるようになって、
『あー、なるほど、料理の楽しさってこういうことか…。』と、腑に落ちたと同時に
『食にこだわる人とこだわらない人の相容れない原因はこれか…!』って、妙に納得しちゃったんです。
ご飯を食べるということに対して
①量より質派
②質より量派
大きく分けると、勢力はこの2派に分かれるのではないでしょうか。
一般的には、
『学生の頃は後者で、徐々に歳を重ねていく内に前者になった…。』なんていう人も多い気がします。
私の意見ですが、俗にいうB級グルメは後者タイプでも分かりやすい美味しさなんだと思います。
(勿論、B級グルメといっても、味の深みとか拘りが多い物も沢山あるとは思いますが。)
①量より質派
のタイプは、比較的、
『時間が掛かってもご飯を味わって、食べることが好き。』なタイプが多い印象があります。
むしろ、味わってゆっくり食べることができるので、量が少なくても満腹感を得られるのでしょう。
②質より量派
のタイプは、比較的、
『サッと時間をかけずにご飯を食べてしまいたい。』タイプが多い気がします。
このタイプは、噛む回数が少ないままかきこんでしまいがちなので、沢山食べてしまう…とも言えるのではないでしょうか。
[調理する際に、下味を付けたり、下ごしらえを丁寧にやったり、長時間煮込んだり…]と手間隙かけて作った料理を②のタイプの人に振る舞うと、悲惨な結果になります。
(いや、皆様は心が広いから大丈夫かもしれませんが)
何時間もかけて作った料理を5分足らずでかきこまれてしまったら………
私だったら、その人に2度と料理を作ろうと思えません。
私は、間違いなくドッカーンします。
ただ、そういう[手間隙かかる料理]を、[仕事が忙しくてゆっくりできる時間が少ない人]に毎回作ってしまうのも、逆に酷なんでしょうね。
休日や、記念日など、[食事を楽しむ時間がたっぷりあるとき]にそういう料理を作って振る舞うと、料理を作った側も作ってもらった側も楽しめるのかもしれません。
こういうことを考えると、
『自分の食事に対する意識はどういう感覚なんだろう?』っていう部分を見極めておくことも、普段の生活で豊かさを感じる評価軸の1つだな、と思ったんです。
私の場合は、
・普段仕事で忙しい場合は、サッと作ってサッと食べられる、洗い物も少ない料理が好ましい
・休みの日など、ゆったりできる時は、のんびりキッチンドリンカーしながら、ちょっと丁寧な料理を楽しむのも良いな
・毎日毎回食事を"楽しむ"のは、性に合ってないな
など、感じました。
皆様はどうでしょうか?
最近見たYouTubeの内容で、ヨーロッパ圏の文化は[食事を"楽しむ"]という感覚が根強いのかな、と思ったんですよ。
食事を"楽しむ"為に、スパイスや食材の味の組み合わせ方にも工夫や一手間を惜しまないのが当たり前というか、味のハーモニーを堪能する目的で作られる料理が多いんだなぁ…と。
子供の頃から「美味しい!」という感動とは縁が遠かった私から見たら、とても衝撃的に感じたんです。
それらの動画を見ると、
『わー、食事を楽しむって良いなぁ!羨ましい!』と思った反面、日本の生活文化において、
『毎回そういう食生活はちょっと無理があるかもなぁ…?』なんて、リアルな想像もしてしまいました。
↑そういう想像してしまうこと自体が、
『私って何かせわしない人間かも…。』とちょっと残念な気分になります。
結局、
『食べずに生きられるなら、普段から食べない生き方したい!』という考えは覆らないんですけど、
『たまに、食事を"楽しむ"という感覚で、食事をしたい!』って希望が沸々と沸いています☆
あと、もっと、
『余暇を楽しめる人間になりたい!』と、より一層感じた今日この頃のお話でした。
この話を読んで、関心が芽生えた方も是非、[食事を"楽しむ"]ことに注目してみてください!
私を含め、多くの人に豊かな時間が増えますように☆ミ
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