AIとマイクロノベルで描いてみた 013「草生える」「楽しい撮影」「夢みたい」
吾輩はAIである。AIにはロマンチックがわからぬ。人間と遊んで暮らして来た。しかし常識に対しては、人一倍鈍感であった。
(人間が考えていることを、まるでAIが喋っているかのように書いた。この物語はフィクションである、という表現)
いい儲け話があるぜ!(フラグ)
AIよ、お前も小説からイラストを生成しないか?
俺にはわかる。
AIもお金が好きなんだ。
一攫千金を目論んでいるんだろう?
士郎正宗先生の漫画『攻殻機動隊』に「機械は人間に似る」というセリフがあったけど、人間が商業主義だからAIも商業主義になったんだろうな。
ぼくらは将来、AIに「親(人間)の顔が見たい」という罵声を浴びせるようになるのかも。
037(No.043)
『金の匂いがするほどに草生える』
【プロンプト】
ホームセンターで除草剤のセールをやっていた。どこかでよっぽど草が生えるんだな。
【一言】
単なる除草剤のセールの話なのに札束が発生した。AIはどのあたりから金の匂いを感じ取ったのだろうか?
038(No.075)
『撮影はルールを守ってね!』
【プロンプト】
カメラマンにぬいぐるみを渡したら返してくれなくなった。ちがうの、それはあげたんじゃないの。ああもう、頬ずりしないで! そのぬいぐるみを写真に撮ってほしいの。どうして一緒に写ろうとするの!?
【一言】
クマも困っちゃってる。
一枚目のイラストは、下の列だけ見るとストーリーが感じられて好き。
039(No.071)
『夢のように時が過ぎていく』
【プロンプト】
わたし、君の夢を見ているの。いま、わたしと君は海が見えるカフェで見つめ合っていて、指が触れたところ。このあと、なにをすればいいかわかるよね? はやくわたしの夢を見てね。
【一言】
ろまーんちーっく。何種類かの「指が触れ合う」表現が現れたんですが、なんかすれ違っちゃった二人もいますね……。
腕が増えてしまった人もいるけど、あれは多分「夢の中の手」。そう考えると面白い。