友人と写真撮影をした。もうひとりで作品を作っているとは言わない。
日頃ひとりで服や作品を作っている中で、時間も場所もなく撮影やネットショップへのデータアップもままならない。と相談というか愚痴というのかをある日何気なく友人につぶやいたら、
「写真撮ってあげようか?」
と言ってくれた。
あ、頼んでもいいんだ。撮ってくれるんだ!
人に頼むなんて考えてなかった。
病気をしてから友人や知人と少し距離を取っていたこともあり、なにか不便があっても誰かに協力を仰ぐなんてしなかったし、そんな事全く頭になかった。
雨に備えてダンススタジオを4時間予約しておいてよかった。
アイロンとアイロン台、靴やコーディネートによって着替えるインナーも用意して朝10時にスタジオに到着。
「バケツをひっくり返したような大雨」というのが大げさじゃないような土砂降りの中で必死に荷物を運び込んだ。
会社員時代にやっていた撮影業務の事を思い出しながらいそいそ準備をして、光のあんばいがあーでもないこーでもない、最近の友人の仕事の話や家族の話、ものづくりの話なんかをしながらキャッキャと撮影をしたのはとても楽かった。
*友人の前ではふざけても怒られないので調子にのりがちな私がこちら。
蛍光灯の光で撮ると黄色く写ってしまうことがあるのを知った。知らない事っていっぱいあるなぁ。勉強勉強。
*試し撮りではだいたいふざけてしまう。
先日見た #バリバラ で知った #すわりコーデ の写真も撮った。
座った時の丈の長さやトップス、袖の長さなどがわかる写真がある方が、座り姿で生活する人には服を選びやすいそうだ。
バリバラを見ていなかったら全く気づかなかった視点だった。
友人は身長168cmで私よりも16cm背が高い。
152cmの私がいつも着て確認している服が友人に着てもらうことでシャンとして見え、「けっこういいじゃん」と自分の作ったものに自信が持てた。
もっと丈を伸ばした方がいい所とか、案外これでよかったんだ、とか、客観的に見られたのもよかった。
結局予定していた着数の半分しか撮影できなかったけど、初めての試みにしては上出来に撮れたので満足。
今回は何コーディネートもまとめて撮ろうとしたけど、実際これから写真を編集してウェブショップにUPするのにはもうすこし時間がかかる。
だからそんなに一気にたくさん撮ってしまわないでもいいんだという事がわかった。
写真撮影ってこんなに楽しくて作品に対しての肯定感も上がることだったんだなぁと今しみじみ思ってしている。
他の友人にも今後はもっと気軽にモデルさんをお願いしてみようと思う。
これからはもう、ものづくりをひとりでしているとは言わない。
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