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ここがヘンだよ!日本の学校!現場からの叫び。

こんにちは。

小幡和輝です。(@nagomiobata)

最近、「学校は行かなくてもいい」という本を出しました。

僕自身、不登校の経験がありまして、正直なところ学校にいい思い出がありません。

学校を否定するつもりはないですが、学校は無理に行かなくていいんじゃないかなぁと思っています。

ましてや、夏休みあけに子どもの自殺が増えたりとか、いじめの問題だったり、エアコンが付いてなくて熱中症が起きたりとか、ちょっと今の学校っておかしいよねと思うことがたくさんあります。

、、、、、ということをSNSやメディアで発信していると、どうやら学校の先生にも不満があることがわかりました。

このnoteでは現場の先生の不満の声を集めます。不満を少しでも吐き出してほしいし、不満を可視化することで改善につながればいいなと思っています。

ということで、こっから本文です。

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1学年40人6クラス。
高校教師です。20代後半で担任をしていた時の話です。

季節は冬。放課後の職員室の出来事でした。

職員室に入る前にマフラーと手袋を取らなくてならない。
ノックしてから職員室に入りまず名前を名乗り何先生に用事があるかを伝えなくてはならない。という変なルールがありました。

僕の場合は生徒マフラーと手袋をしたまま。
生徒「〇〇ちゃん、日誌持って来たで。」
僕「サンキュー、戸締りオッケーか?」
生徒「ばっちりやで!」
僕「ありがとう。じゃあまた明日。」
生徒「はぁい。さようなら。」

ある先生の場合
生徒が職員室をノックして手袋を外してマフラーをつけて入室。


先生「マフラー」
生徒「すいません。あっ学級日誌を」
先生は生徒の言葉をさえぎり

「名前は!!」

生徒「すいません、〇〇です。〇〇先生に用事があって来ました。」
先生「どうした?」
生徒「学級日誌を持って来ました。」
先生「ご苦労さん、ちょっと待てよ。」


日誌を確認。

「2行、足りてないからやり直し」


日誌は10行書かなくてはならないというルールがあるらしい…
教室に帰らせる。職員室に書くスペースはある。
生徒は書き終えてからまた職員室をノック、名前を名乗り先生に用事があることを伝える。


最後に先生
「はい、おつかれさん。」
生徒「失礼します。」

こんなコントみたいなやりとりが日常的にあって僕は結構浮いてました。
生徒にちゃん付けで呼ばせたらあかんやら。


職員室に入るときはちゃんとやらさなあかんとかチクチク言われたこともありましたが無視してました。

小幡コメント 職員室の絶対聖域感すごいですよね。そんなに権威付けしたいんだろうか。。生徒ではない来客がきたら同じ対応をするのか気になります。2行分くらい職員室で書いてもいいと思うけどなぁ。

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30代、中学校教諭です。
私自身、いわゆる「いい子」でした。

この定義は「先生にとって都合のいい子」で、そして、私は「静かに聞き従うこと」を小中と経験したからか、今接している子どもたちにこのことを「強要」してしまいます。 

しかし、これはヘンなことだと思います。

私の経験は私の経験でしかないのに、私と同じように今の子どもがふるまうはずはない。

このことは分かっているけど、私の経験上なかなか難しいです。

だって、静かにしていることが美徳だって習ってきたし、自分もそれを信じてきたので。確かに人が話しているときに静かにしていることは最低限のマナーです。

けど、このことは「強要」することではない。

強要することでそれは「だまってろ」という圧力となり、子どもの意見をつぶしている可能性もあります。子どもたちはみんなと同じようにだまっていることに安堵し、むしろそこから逸脱することはいけないことだと勘違いするかもしません。

そして、「空気を読む」子どもが育ち、子どもの動きは止まり、目は死んでゆく。 

学習指導要領が変わり、大学入試も変わる。自らの考えを自らの言葉で語れることが求められる世の中で、「だまっていろ」と指導する方がヘンです。

今こそ、私自身のヘンな経験から脱して、新しい価値観で生きていかないといけないと考えています。

小幡コメント まさしく同意です。僕は都合の悪い子だったろうなぁ(笑)

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元小学校教員で、いまは塾をやってます。

学校に内部から、「これはおかしい」といったところで、その意見は伝わりません。それどころか潰されます。


学校というところは「出る杭」を最も嫌い、同調圧力がものすごい強いところです。


職員会議で発言しても取り上げられることはなく、発言者はその集団から「浮いて」しまいます。これが「学校の体質」です。


教員の学習会や研修会などで人権問題やいじめ対応について話し合いをしても学校現場では活かされない。会議をやること自体が目的でありゴールになっているためです。

だから、研修会や会議をやったらそれで終りです。そして肝心な児童生徒への対応はそれとは真逆なケースが少くありません。

その真逆の対応に異議を訴えると集団からは孤立化してしまいます。個人的な意見としてスルーされ、内部のことは内部の掟で処置されるのです。

これがいわゆる「学校の常識は世間の非常識」と言われる所以です。

これはどう考えてもおかしなことなのですが、「長いものに巻かれる」という典型的な社会が学校の職員集団です。


だから、ブラック部活もブラック勤務も変えられません。学校内部ではいじめをなくすこともできません。

小幡コメント 研修会とかはいっぱいあるけど、やることに意味をつけちゃってるパターンですね。あるあるだなぁ。僕はどっちかというと勉強はできた方だったので、出る杭として打たれた感あります(笑)

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学外進路アドバイザーです。2つ書かせてください。

1)文理選択は混乱させるだけ

文理選択を迷っているという相談がよく寄せられます。その理由の多くが「なりたい職業と得意科目が違う」というもの。

例えば、昔の文章が好きで大学では文章の研究をしたいが、得意科目は物理や科学というケースだったり、動物が好きで将来動物関係の仕事に就きたいが、数学や理科が苦手というケースだったり。

みんな必ず「将来の職業は諦めた方が良いのでしょうか?」というニュアンスで質問をしてきます。


大人になれば分かることですが、職業が全て文理で分かれはずはありません。ただ文理選択という行為によって、全ての職業がどちらかに分かれている錯覚を与えているかもしれません。文理選択をさせるという無意味な行為を即刻やめるべき。

小幡コメント 文理は本当に意味ないですよねw 僕は多分理系なんですが(考えたことない)大学は観光学部(文系)に行きました。文系の中でも数学的思考が必要な場面はいっぱいあるし、逆にその職業についてる人が文系ばっかりであれば理系の方が希少価値が上がったりもするんじゃないかな。

2)誤った学校を勧めてしまう

以前お話しを聞いた男性は、両親が公務員であったこともあり、自分も大学を出て公務員になるものだと思っていました。

しかし高校3年生になった時に、やはりマッサージ師になりたいと思い、大学には行かず専門学校に行くと親に相談したところ親は猛反対。


そこで担任の先生に相談をしたところ「とりあえず大学には行った方が良いんじゃないか」ということで、理学療法士の大学を勧めてきて唖然としたそうです。先生としては、大学進学を希望する親御さんと医療関係に進みたいお子さんの間を取ったのだと思いますが…。


進学や資格に対しての知識が乏しい学校の先生は多いのではないかと思ってしまいます。それで高校生の一生を左右しかねないという怖さがあります。

※ちなみにこの方は全ての反対を押し切ってマッサージ師の専門学校に進学し、今はマッサージ師として活躍されています。

小幡コメント でた!とりあえず大学(笑)大学に行くために必要なコスト(時間、お金)があってると思うならいいんじゃないですかね。なお僕はいま振り返ると大学に使った時間やお金があったらなぁと後悔する方が多いです。

※随時追加予定

・いまの学校に疑問を持っている先生へ

ぜひTwitterのDMでご連絡ください。(@nagomiobata)

みなさんの声を聞かせてください。

まずはnoteで公開。将来的には書籍化できたらいいなぁと思っています。

→みなさんが拡散していただけると書籍化が近づきますので、ぜひ応援していただけると嬉しいです。

小幡和輝 Kazuki Obata  #不登校は不幸じゃない 発起人 / 学校は行かなくてもいい 著者

1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。高校3年で起業。2018年、不登校を肯定するムーブメント「#不登校は不幸じゃない」を立ち上げ、8月19日に全国100ヶ所でイベントを同日開催。SNSで#の関連投稿は2万件を超え、多くのメディアにも取り上げられた。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出。


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小幡 和輝 Kazuki Obata
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