見出し画像

オードリー若林正恭『ナナメの夕暮れ』

オードリー若林正恭さんの『ナナメの夕暮れ』を読了しました。

知人に「若林さんの本はいいよ!」とオススメされていたのですが、その言葉通りとても面白かったです!

自分では気付きたくないような内側の醜い部分にもきちんと向き合って、
言語化して、本という形で発信するのはとても勇気がいることだと思います。

でも、若林さんが書いて下さるおかげで、
「私にもこういう未熟な部分があるな」
「でも、私だけじゃないんだな」
って思えて新しい(負の部分の)発見と勇気が同時にやってきます。

以下、印象に残った部分です。

愛を垂れ流す人に私もなりたい

ぼく自体も見返りを求めない愛を垂れ流す側にとっくになっていないといけない年齢なんだけどな。

うーん、わかる!!
大人になったら勝手に余裕や自身に満ちて、
愛を垂れ流せると思っていた。

でもそうじゃなかった。

そういうことをこんなにわかりやすく表現してくれてありがとうございます!


醜い自分の心に気づく

他人を肯定すると、自分を否定することになりそうだったから。

自分自身こういう気持ちを持っていることに、
世の大人たちは果たしてどれくらい気付いているだろうか?

気付かずに、嫉妬、嫉み、足の引っ張り合い・・・

「そんなこと思ってない!してない!」

って言いたくなるよね。

でも、そう思ってしまってることをちゃんと受け入れないと変われないのだよ、私。

醜い自分の心に気づく。
それだけでも大きな一歩。

アイスランドの花火

若林さんがアイスランドに行った話の中で、
「年越しの花火がやべぇ!」
的なことが書かれていた。

日本では考えられないようなすぐ近距離で
バンバン花火があがるらしい。

気になってYouTubeで検索。

「アイスランド 花火」

すると、動画のコメント欄に
「若林さんの本を読んで気になって調べちゃいました」
という方が何人も。

私もやでー!!
仲間やー!!

こういうのってなぜかめちゃくちゃ嬉しくなる。
なんやったら少し泣きたくなる。

日本のどこかに、
同じ本を読んで、
同じことが気になって、
同じことを調べて、
同じ動画を見た人がいる。

きっとこの人たちと会うことも関わることももう一生ないのだろうけど、
だからこそ、この出会いが奇跡に思えるのです。


まとめ

若林さんの他の本も読みたくなった。


この記事が参加している募集

サポートしていただけたら嬉しいです! さらに魅力的な記事が書けるよう、本の購入に使わせていただきます(^^)