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ファンタジーとラベルとワインの味
ワイン選びはどんな時でも迷うもの。今この時、もしくはいつか来るその時に自分が飲みたいと思う1本を、棚に所狭しと並べられたボトルの中から選び出すことはある程度の知識があっても簡単ではありません。
自分でもよくわからない、欲しい1本を代わって選び出してくれる力強い存在がいればまた違うのですが、ふとした時には誰かと話して決めるのもまた面倒くさい。そうした時に頼るのが、自分の直感です。
ジャケ買い、という言葉はすでに日々の生活に定着してきています。ならばワインであっても同じこと。棚を眺めて、気に入った1本を直感的に選び出し、手に取ってレジへと向かう。誰にでも経験があることなのではないでしょうか。
実はこの、一見すると詳しい人からは白い目で見られてしまいそうなワインの選び方が、意外に的を射た選び方である可能性があります。ジャケ買いが意外に理にかなった選び方であるかもしれない理由を解説した記事を公開しています。
ところで、ラベルといっても様々なデザインがあります。クラシカルなもの、モダンなもの、色鮮やかなもの、モノトーンでまとめたもの。そうした中で、最近、見かける機会が増えてきたジャンルがあります。空想の生物や物語の登場人物をモチーフにしたデザインのラベルです。
こうしたファンタジーというジャンルを扱ったラベルがワインの味や販売にどのような影響を与えるのか。この記事ではそんなちょっと気になる検証の結果を解説していきます。
この記事はオンラインサークル「醸造家の視ているワインの世界を覗く部」内に公開された記事を再編集したものとなります
#サークル記事
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