気候変動とワインの味
気候変動もしくはそれにともなう温暖化がワインの味にどのように影響するのか、という話題は最近のホットトピックスです。特によく耳にするのは、ブドウの熟成速度が速くなることでアルコール度数が高くなる一方で酸が少なくなり、全体の味わいにしまりがなくなるというようなものです。
これは確かに目につきやすい問題で、ワインを造る立場の人間としても悩ましい問題であることは間違いありません。
しかし、これ以外にもワインの味に影響をもたらしそうな要素はいくつかあります。そうした中でも影響が大きくなりそうなものの1つに焦点を当ててみたいと思います。
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