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チェーンソーとナチュラルワイン。もしくは「ナチュラルワイン」に思うこと

割引あり

ナチュラルワインの是非を巡る言論が姦しい。

すでにそこそこ長い歴史を持つ取り組みであるはずなのに、盛んに聞かれるようになったのはここ数年。比較的新しいカテゴリーであるように感じられる。にもかかわらず、すでに手垢にまみれた話題のような印象を受けるのだから、この短期間でいかに盛んに人々の口に上ってきたのかがうかがわれる。

このナチュラルワインを巡ってはそれこそいろいろな意見を聞いてきた。万歳ナチュラル、君こそが救世主、というものから、ナチュラル死すべし慈悲はない、というものまでまさに両方の端から端までを網羅した感がある。

様々な意見にさらされながら、考えた。自分はこの直線上のどの位置にいるのかと。

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