甘口ワインの造り方に関する文章の一部修正と実務的背景
「甘口ワインを造る3つの方法」と題した記事を公開しました。
この記事では甘いワインを造るための方法として未発酵果汁を添加する方法もご紹介しています。その文章中でEUにおける添加量上限に関する規定とそれに伴う実際の添加量がどれくらいなのかを記載していましたが、読者の方からご指摘をいただき、現在は修正をしています。この修正の理由は、より法的に間違いのない計算方法が私自身、自信を持って示せなかったためです。
ちなみに「計算方法」というのは、EUの法律では未発酵果汁を添加することのできる上限はアルコール度数に直して4%以内と決められているのですが、この「アルコール度数に直して4%以内」が直接的な意味での重量なのか、発酵に伴うCO2の排出に伴う質量の変化を換算してなのか、といった法解釈とそれに基づく計算の方法を指しています。
ありがとうございます。皆様からの暖かい応援に支えられています。いただいたサポートは、醸造関係の参考書籍代に充てさせていただきます。