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ぼくらの目

やさしさが滲み出た
その目はどうして
どんな世を映しても
柔らかいなままなの

瞳を潤ませて
外に流すとき
心のくすみまでも
外に流れ落ちる
どんな小説家でも
思い付かないような設定が
ぼくたちに備わってる

悔しさが溢れ出た
その目をするとき
そんな世を映すのは
過去のぼくの記憶だ

未来を見つめて
今を生きるとき
やるせないことまでも
受け入れて愛せる
どんな生き物にも
歩めないような時空を
ぼくたちは生きてる


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