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恋人を幸せにする方法
幸せについて考えた。
恋人を幸せにしたい。とふとオランダの景色を眺めながら思った。
私といる時は彼はもちろん幸せかもしれない。
でもそれだけではなく、私と離れている時でも人生について前向きに考えたり、小さな幸せを感じて欲しいと願う。どうしたら彼が幸せになれるのだろう。
考えた結果、私が彼を刺激できる存在になる。という結論に至った。
一緒にいる時に幸せなのは当たり前だと思う。
恋人同士なのだから。お互いに相手が好きなのだから。
でも、離れている時間だって沢山ある。
彼は1人の時間を後ろ向きに捉える。まずカーテンを開けない。蛍光灯の下で1日中部屋で過ごす。夜になると散歩に出る。所謂夜行性の人間。
これはあくまで持論なのだが、夜行性の人間は病む体質を持っていると思う。何も出来ない自分、生きる意味があるのかないのか分からない人生に心を閉ざす。
健康な生活が送れない。
そんな彼に私は「私がいないといけないんだ」とは思わない。押し付けたくもない。ただ、「私がいないと彼は不健康な生活を送る」という事実だけ受け止めている。こういう人間もいるのだと。
ただ、彼を見ているとそういった日常が幸せには見えない。本当は普通の時間に寝たいのだと。
だから、私は彼がどうしたら幸せになれるのかと考えていた。
彼がこういった生活を送る原因として「明確な目標や夢がない」「やる気がない」「怠惰」が挙げられる。
そしてそれはつい最近までの私と同じであった。
結果的に2人でいると、一日中ダラダラして終わる。私がいればカーテンは開けるし規則正しい時間に生活をするしご飯も食べるけれど。それだけだ。
しかし、今回のヨーロッパ一人旅で出会った人に刺激された私は考え方や行動が変わった。その人の存在で私は目標ができ、今は努力を重ねようとしている。
彼も同じなのかもしれないと思った。刺激される人間、尊敬出来る人間が身近にいたら彼も変わるかもしれない。彼が変わることで結果的に彼自身が幸せになるかもしれないと思ったのだ。
なので、私は全力で目標に向かい努力をし続ける人間になる。彼を刺激出来るようなそんな人間。
自分の為にも彼の為にも変わる努力を。
幸せに繋がることを信じて。