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【本の話】ついでにオススメ3冊
2025年2月。
毎年2月の始まりは、高校の友人の誕生日メッセージから始まります。
「もう何十年も、お互いの誕生日のメッセージ送り合っているね」
毎年の出来事に、いつからか、”何十年”と正確に数えなくなっていました。
高校生から39歳まで、就職、結婚、出産、引っ越しなど、お互いの生活スタイルがコロコロ変わる中、家族を巻き込みながらも途切れる事なく、今もランチに気軽に行ける関係には、感謝しかないのです。
人生を一冊の本に例えるなら…
私の人生の半分以上、関わってくる最重要人物。
30代最後の年は、10年ぶりに彼女と「女二人旅に行きたい」と密かに考えています。
今回もオススメの3冊をご紹介します。
※あらすじなどは、リンクをご利用ください。体験や感想のみになります。
■『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』汐見夏衛
以前、読んだ『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続きの物語。
私自身、”続き”は苦手だったりします。
キレイに完結したばずの作品の続きを知ってしまったら、私が感じた作品のイメージが変わってしまうかもしれない。
そんな気持ちを抱えながらも、本屋に行ったら、目が合ってしまった。
「これも何かの縁か」
薄い文庫本を手に取り、お迎えする事にしたのです。
実際、今の私には必要な本だったのは間違いありませんでした。
忘れていた、あのかけがえのない日々をくすぐられる一冊。
■『傲慢と善良』辻村深月
実写映画化されたのを知り、どうしても映画を見る前に読んでおきたいと、誕生日プレゼントにいただいた一冊。
分厚い本を仕事中に持ち歩き、2週間近くかけて読む予定が、仕事の時間と読むタイミングが良かったのか、すぐに読み終わってしまったのです。
この本を読み始めた時の私は、自分自身の時間について、よく考えていた時。
1日24時間の使い方は、人それぞれ。
その中で、優先したい時間、必要な時間、大切な人との時間など、24時間では足りなくなってきた私は、時間の断捨離の時間に突入。
自分ってなんだろう。他人ってなんだろう。そんな風に考えるキッカケをくれる一冊です。
■『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ
こんな美味しそうな表紙とタイトルがあるだろうか(笑)
本屋で見かけた私は、表紙とタイトルからパンの美味しそうな香りを想像しながら、気付けば購入していました。
実は、私はミステリが少し苦手。
答えを想像してしまって、答え合わせする時に「やっぱり…」と思ってしまう残念な感じが苦手なのです。
とはいえ、こればかりは読んでみないと、想像と同じかは分からないので、フィーリングで出会った本は、ミステリだろうと購入しています。
この本を読み終わるまでに、どれだけお腹が空き、お腹が鳴り、パン屋さんのパンが食べたくなったか(笑)
あー!パンが食べたい!となる一冊です。
相変わらず、私目線の偏りのある、オススメの作品3冊をご紹介させて頂きました。
先日の彼女とのランチで、彼女に「前の家から持ってきた、15年以上前の外付けHDの中身が見たい」と相談したのです。
私と彼女は、パソコンオタクで、機械オタクでもある。
いつものノリで、ACアダプタやら、USBやら、探す事になると思いきや。
彼女も、全く同じ外付けHDを大事に残していたのです。
彼女所有の物を使い、電源が入る事を確認。
パソコンを3台並べて、パンドラの外付けHDの中身を見る事ができたのでした。
当時、売っていた同じ物を購入し、今の今まで大事に残していた事に驚きつつ、「あぁ、こういう所が、彼女と波長が合うんだよな」と、再確認できた出来事でした。
もし、この記事を読んで、誰かを思い出したのなら、ぜひ、その人に対してアクションをしてみて、欲しいのです。
きっと、自分にとって、何か見つけるヒントになるのではないでしょうか。
Nagiko
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