【本の話】ついでにオススメ3冊
2025年1月。
私は30代最後の年。
10年前、29歳の年に自分自身を追い詰めて、30代をどんな10年にしようかと、このままでいいのかと、悩んでおりました。
ほとんど本を読む機会もなく、この生き方を選ぶとも思っていなかった。
次の10年、40代はどんな10年にしてみようか。
まだまだ、やりたい事は山ほど。
手に取る本からヒントをもらいつつ、学び、楽しみ、感謝し、毎日にワクワクしていきます。
今回もオススメの3冊をご紹介します。
※あらすじなどは、リンクをご利用ください。体験や感想のみになります。
■『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
この本に出会って購入したのは、約一年前。
海を印象付けるモノに惹かれやすい私は、表紙も好みで、小説の一部の文章が印刷された、くじらの形のしおりが挟まっているのが印象的だったのです。
実は、あらすじを読んで、読むのが恐くて読まずにいた一冊でした。
読んだら、もがいて苦しかった時の自分に引き戻されて、今の自分に帰れなくなってしまうのでは?と不安になったのです。
本棚に目を向ける度、「今の私はまだ読む勇気がない」
実写映画も公開されたけれど、できれば、「原作から内容を知りたい」
そんな日が続きました。
自然と手に取り読み出した時の私は、何か吹っ切れたような「もう大丈夫」という時。
過去を認めて、受け入れて、自分の生き方を考えるキッカケになった一冊です。
■『人魚が逃げた』青山 美智子
人魚なんて言葉がタイトルに入っていたら、私は購入する選択肢しかありません(笑)
海に憧れ、人魚に憧れ、なぜこんなに海に惹かれるのか、と後輩に話したら、「前世は人魚だったんじゃないですか?」なんて言われてしまうほど。
惹かれるモノに理由はあるのだろうけれど、説明できない事なんて山ほど。
そして、理由なんて、本当は必要ないのかもしれない。
表紙のティファニーブルーな色といい、人魚といい、惹かれないわけがなかったのです。
生き方は人それぞれ。
自覚した繋がる縁もあれば、無自覚で繋がっている縁もある。
目線を変えるだけで、自分から見える世界が変わる、そんな一冊。
■『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』三宅 香帆
「やばい!」
私も使いがちです(笑)
noteやSNS等で文章を入力する時、人と話す時、自分自身が出会っている言葉や身近な文章の使い方に、偏りやすい傾向があります。
私がこうやって、文章を作っていても、きっと、どこかで使い方を知り、気に入り、身近な言葉が作用しているんだろうなと思うのです。
ただ、「この人の気持ちに似ている」という理由で、言葉を借りたり、探したりするのも悪いことではないけれど、自分だけの言葉で、自分だけの経験とエピソードは必ず存在している。
まったく同じ生き方、同じ感じ方をする人はいないと教えてもらえる一冊。
相変わらず、私目線の偏りのある、オススメの作品3冊をご紹介させて頂きました。
今回の【本の話】は、初めて、パソコンで構成を決めて、スマートフォンから執筆という方法での投稿です。
また雰囲気が違うので、気分やタイミングで変えてみても面白いかもしれません。
40代を目前に、私の歴史も濃くなってきたように感じ、より生き方を考えるようになってきております。
そんな時に出会う本は、きっと40代の自分へのお土産のような、プレゼントになるのではないかという、予感がします。
Nagiko