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三日月

6時すぎ。
朝起きて、窓を開けると、薄い三日月が空に浮かんでいた。


夜明け前の空。雲が多くて、薄暗い。そんな空にポツンと三日月があった。


朝にも月がはっきりと見えるんだな。


夜明け前に、空に浮かぶ三日月に、どれだけの人が気づき、どれだけの人が、目を留めているのだろうか。


朝早くから出勤する人かもしれない。夜勤の仕事終わりの人かもしれない。早朝から散歩をしているかもしれない。朝起きて、窓を開けて空を眺めている人かもしれない。


たぶん、そう多くはないはず。そう思うと、朝から三日月が見れたことが、特別な気がして、嬉しくなる。


朝から、さっそくいいことに出会えた。


1日のおわりに、「今日よかったこと」を3つノートに書いている。今日よかったことの1つに、「朝窓を開けると、三日月が見えた」と書こうと思う。


この文章を書き終えて、窓から外を眺めると、空は明るくなり、三日月は消えていた。



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なぎっこ
最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️