自律神経失調 回復奮闘記
行動力おばけだった私も、出産育児を経て40代を目前に自律神経失調しました。
最初にかかったのはもちろん現代医学のお医者さん。そこから、食事療法や漢方、シータヒーリング、サプリ、整体、スピリチュアルカウンセリングなどなど、いろいろな分野を放浪しました。
約4年にわたる奮闘記、夫や知り合いに「良くなったらぜひまとめてみては」と勧められていたので、ここに残します。
これは良かったなと思う点を4つ、これは???だったなと思うものを最後にまとめます。
①減薬・断薬
私の場合、最初に動悸とめまいで駆け込んだお医者さんで抗不安薬(ベンゾジアゼピン)を処方されたので、その後も長らく服薬していました。
知っている方もいるかもしれませんが、抗不安薬はスッと処方されるわりに依存性があるといわれていて、心理的に頼ってしまう状態になることも多く、一度始めると心身共にやめにくいようです。
私ももれなくその沼にハマりましたが、1年ほどして減薬に取り組みました。その頃には、そもそもの服薬理由である「不安」は落ち着いてきていて、むしろ体の衰弱が問題になっていたので、体の回復のためには薬をやめろと医師を含め、色々な方におすすめされました。
1〜2年ほどかけてゆっくり断薬したはいいのですが、その後2〜3ヶ月にわたり、禁断症状的なやつに悩まされました。
いまではよく思い出せないけど、脳みそが溶けていくような頭痛がしたり。とにかく「神経が変になってるんだなぁ」っていうような感覚でした。
断薬から1年経った今では、薬の影響は何も感じない生活を送っています(^^)良かった!
②ヨガと瞑想
断薬後すぐ、ヨガのオンラインコースを受け始めました。
体のヨガをできる身体状態ではなかったのですが、マインドフルネスや瞑想を深く学べるということで、受講しました。
それまで寝たきりだった体は、すこし動かすとめまいやら痛みやらがでるのでアーサナはほとんどできませんでしたが、とにかく呼吸と瞑想だけ、毎日やりました。
その結果、
体に意識を向けられるようになった
寝ながらできる瞑想法を複数、身につけた
生活に目的ができてハリがでた
という改善がありました。
「体に意識を向ける」=マインドフルになるというスキルと、自律神経を整える瞑想や呼吸法を習得したのが大きな収穫でした。
③気功(呼吸法)
ヨガといえば、初心者でも楽しめる静かな運動として有名ですが、具合が悪い人にとっては結構ハード(笑)
というわけで、ヨガが終わった頃に出会ったのが、中国の気功です。気功といっても、実際にやることは呼吸です。
もちろんヨガにも呼吸法はありますが、手順がしっかり決められていたり、時間がかかったり、姿勢(背骨の直立)をうるさく言う流派も多いようです。
私が実行した気功では、体の状態に合わせて寝た状態でのイメージ呼吸をすることから始まり、体力がついてきたら、座る、立つ(たんとうこう)、八段錦などへとステップアップしていきます。
一説によるとヨガは、年の若い少年に向けて、悟りを開くための瞑想を完遂できるだけの心身鍛錬をすることが本来の趣旨なのだそうです。ですので、そもそも体の治癒や健康自体を目的としている気功とはもともとの趣旨が違うということがあるのかもしれません。
結果として、気功の呼吸が私の自律神経の改善には一番役立ったなぁと感じています。
私が読んだ本は、笠尾 恭二さんの「だれでもできる気功太極挙入門―心身を強化し健康を保つ“達人の型」です。
八段錦をするようになってからは、Shi heng yiさんのこの動画や
ムー先生のこの動画をよくやっています(^^)https://youtu.be/87_LAVCLOJU
ちょっと毛色が違うけれど、すごく良かったなと思ったのは、アメリカのChunyi Linさんの気功動画です。
ちょうど自粛の時期だったこともあり、こういった有益な動画を自宅で観ることができたのはラッキーでした。
④サプリメント系
呼吸や瞑想ほど目覚ましい効果はなかったけれど、地味によかったサプリメントたちをまとめます。
iherbも多いですが、紹介コードよりも初回コードの方が安いと思うので、興味ある方は探してみてください(^^)
亜鉛(Doctor's Best, PepZin Gl(ペプジンGI)、亜鉛-Lカルノシンコンプレックス)
炎症や傷を早く直したい時に。すっごい疲れてるとき、意外と亜鉛飲むと元気になったりする。
pepzinは日本だと胃薬になっているらしいですが、ただ単に吸収の良さを追求した結果、これになりました。
マグネシウム(Trace Minerals ®, 低塩メガマグネシウム、400mg、118ml(4液量オンス))
マグネシウムは経皮吸収できる。というわけで、お風呂にいれてます。
エプソムソルトよりコスパいいかなと思っています。
ビタミンC(BRONSON Laboratories ブロンソン ビタミンCピュアクリスタル)
すごくシンプルなビタミンC。塩やさとうのような形状で、はちみつソーダにしたり、レモンジュースに入れたりして摂取してます。これも疲れたときに、一日何回かに分けて。
WPIプロテイン
ULTRA のプロテインを飲んでいます。一日ちょっとずつ。漢方のカウンセリングで勧められました。胃腸が弱ってて、血がない場合、プロテインで補うのは必須だそうです。
人工甘味料の残る感じが苦手なので、なるたけ自然な感じの、でもホエイプロテインを探してたどりつきました。
番外編 ???だったもの
最後に、世間ではよく紹介されたりしているけれど、私にはあまり効果がなかったものを書いてみます。
食養生、栄養療法
いい油を取る、小麦砂糖乳製品を取らない、牡蠣サプリを飲む、メガビタミンサプリ摂取などなど・・・医師の指示でやったものもあるし、自分の意志でやったものもあります。
たぶん、体にいいか悪いかでいえば、良いことばかりなのかもしれません。
でも、私がやってみたら、神経質になりすぎて栄養が取れなくなってしまうというなんとも本末転倒な状況に陥りました。
そもそもストレスになってしまったら、その時点で自律神経には良くないですよね。
優先順位をつけて取り組むとか、元気な状態で臨むとかすれば、もっと効果が得られるのかもしれませんね。
カウンセリング
医学的な心理カウンセリングから、スピリチュアル系のヒーリング的なカウンセリング、はたまた漢方のカウンセリングなど、何種類かうけました。
結論からいうと、運動や呼吸をして体が楽になると、心はあとから勝手についてきます。考えも明るくなります。
あまり、カウンセリングを受けたおかげで体も改善したという実感はなかったなぁと思います。
まとめ
一時期はご飯も食べれなくて、大きな病院に入院したりしたこともありました。
今元気になってから振り返ると、体からアプローチすることで心が明るくなることがあるんだなぁということです。
体からアプローチというのは、何も筋トレとか散歩とかではなくて、ただ寝て息をしているだけでいいということです。
よく言われたことに、「考えすぎる、もっとぼーっとしろ」というセリフがありましたが、正直いって自律神経がよくないときにホッとしたりぼーっとしたりなんてできるわけがない。頭でコントロールできない状態だから困っているわけなのです。
でも、呼吸をして、体をゆるめて、栄養を取って、血を貯めて、ってやっていけば神経も落ち着いてきて、だんだん思考も緩んでくる。
そんな感じだったなぁと思います。
2年近く毎日飲み続けていた頭痛薬も、やめようやめようと奮闘していた時期は全然だめだったけど、いつのまにか今、飲んでません。思い出しもしない。
そんな風に、呼吸をして、目の前の体に意識を向けて、一休みすることから、回復がはじまるのではないかと思いました(^^)