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【振り返り】国内最大級から国内最大へ ─ IVS2024 KYOTO、1.2万人動員の舞台裏。 #IVS2025

スタートアップの老舗メディア「BRIDGE」でIVSの運営スタッフ側をインタビューする連載がはじまりました。

実はこの記事、BRIDGEの平野さん(kigoyama)が開発した、1行程度のプロンプト(kigoyamaGPT)で作成しています。

このプロンプトが有用すぎるので、この形をBRIDGEはもちろん、IVSや天地人に活用していきたいと思っています。ということでせっかくなので、昨年のIVS2024をPR視点で振り返ったイベントで話した内容を基に、1人語りしたものをインタビュー風にまとめてみました。

ちょっとかっこよく編集されすぎているのが、いかにも生成AIって感じで恥ずかしいですが、公開します。イベントの時同様、がっつり数字を出しているので、ぜひご覧ください。広報の方からしたら、何かしら役立つはず。

【振り返り】国内最大級から国内最大へ ─ IVS2024京都、1.2万人動員の舞台裏

スタートアップカンファレンス「IVS」が2024年7月、京都で過去最大となる1.2万人の参加者を集めた。2007年の発足以来、招待制で運営されてきた同イベントは、2023年にチケット販売制へと転換。アジアNo.1のスタートアッププラットフォームを目指し、大きな転換期を迎えている。その成長の軌跡と、成功を支えた広報戦略の全容に迫る。

進化するIVS

「国内最大級」から「国内最大」へ。この表現の変更には、IVSの大きな転換点が示されている。2023年の京都開催で1万人の参加者を記録し、2024年にはさらに2000人増の1.2万人を動員。数字の上でも名実ともに、日本最大のスタートアップカンファレンスとなった。

「2007年の開始以来、IVSは完全招待制で運営してきました。しかし2023年、プラットフォームへの移行を掲げ、チケット販売制へと切り替えました」と、砂流氏は説明する。この決断の背景には、アジアNo.1のスタートアッププラットフォームを目指すという、より大きな目標が控えている。

運営体制にも変化があった。元々はVCのHeadline Asiaが主催していたイベントだが、2023年からは実行委員会形式へと移行。京都府、京都市も参画し、地域との連携を強化している。この体制変更により、イベントはより公共性の高い、開かれたものへと進化を遂げた。

2024年の開催は7月4日から6日までの3日間。木曜、金曜に加え、より多くの参加者に門戸を開くため、土曜日も開催日に加えた。この決断は、スタートアップエコシステムの裾野を広げるという、IVSの新たな方向性を象徴している。

IVS2024京都の成果

1万2000人の参加者、198のセッション、760人のスピーカー、300以上のサイドイベント──。数字で見るIVS2024京都の実績は、単なる規模の拡大以上の意味を持っている。

メディアの注目度を見ても、その影響力の大きさが窺える。メディアカバレッジは150以上を記録。38のメディアパートナーが参画し、250人のメディア関係者が会場を訪れた。「特に、日経新聞では合計20記事に及ぶ掲載があり、紙面4記事とウェブ16記事を書いてくださいました」と砂流氏は振り返る。さらに、全国キー局での放送や、KBSテレビでの30分特集など、テレビメディアからの注目も集めた。

特筆すべきは、サイドイベントの充実ぶりだ。300を超えるサイドイベントは、前年から倍増という驚異的な成長を遂げている。「もはやメインイベントと同等の盛り上がりを見せるサイドイベントもあり、これを目当てに京都を訪れる参加者も出てきています」と砂流氏は語る。この現象は、IVSが単なるカンファレンスを超え、スタートアップコミュニティの一大祭典として定着したことを示している。

大規模イベントを支える運営体制

1.2万人規模のイベントを支えるのは、150名におよぶ企画スタッフだ。その運営体制は、従来型のイベント運営の常識を覆すものとなっている。

「基本的にはオンラインで進行管理を行いました。Slackには55のチャンネルが設置され、1日平均500通のメッセージがやり取りされています」と砂流氏は説明する。スタッフの多くは40以上のチャンネルに参加し、活発なコミュニケーションを展開。この柔軟な運営体制が、複雑な企画調整を可能にした。

プロジェクトの進行は、4月のチームビルディングを皮切りに、5月にはコンテンツコンセプトを確定。6月には登壇者とコンテンツの発表というスケジュールで進められた。「イベントは開催1ヶ月前にやっと登壇者やコンテンツが発表できる状況でした。それまでの情報発信が大きな課題でした」と砂流氏は振り返る。

この課題に対して行ったのが、プレスリリースを活用した段階的な情報公開だった。ウェブサイトでの一括告知ではなく、プレスリリースで逐次情報を更新していく手法を選択。

「ウェブサイトはデザインをしたりなど、更新の手間がかかります。どうしても一手遅くなってしまうので、プレスリリースで最新情報を出していくことで、常に鮮度の高い情報を発信しました」

「プレスリリースを41本も出す必要があったかは、判断が難しいところですが、プレスリリースで最新の情報を発信して、それをWebサイトに落とし込む方法は良かったと思います」

「プレスリリースという公的文書だからこそ、登壇者の皆さんや行政の皆さんも素早く返答をくださったという意味でも効果はありました。また、プレスリリースが起点となり社内が盛り上がり、プレスリリースをシェアしてもらうことで、ちょっとした接触頻度が増えるという効果もありました」

PRTIMESでは、41本のプレスリリースで合計13万PVを記録。単独のプレスリリースで2万PVを超える事例も出るなど、リリース自体が注目を集めた。

IVS参加表明ジェネレーターの存在

IVS2024京都の成功を支えた重要な要素の一つが、「IVS参加表明ジェネレーター」の展開だ。開催1ヶ月前に社内Slackで発案され、わずか5日後には実装・公開されたこのツールは、SNS上でのバイラル効果を生み出した。「一気にSNS上でIVSの存在感が高まりました」と砂流氏は手応えを語る。
(編集注:僕が考えた施策ではありません。また、PRから出た施策でもありません)

さらに、広報チームは新たな試みとして「広報の居場所作り」という裏テーマを設定。「多くの広報担当者にIVSに来てほしいと考え、サイドイベントを企画しました」と砂流氏は明かす。

イベントの差別化戦略

IVSが他のスタートアップカンファレンスと一線を画す最大の特徴は、その包括的なダイバーシティへの取り組みだ。それは単なるスローガンではなく、具体的な施策として実装されている。

「IVSハラスメント宣言」の発表は、その象徴的な取り組みの一つだ。「宣言するだけでなく、実際の行動で示すことが重要でした」と砂流氏は強調する。会場の1階中心部には「EmpowerHER LOUNGE」を設置。この目立つ配置自体が、IVSの姿勢を端的に表現している。

全参加者の15%が海外からの参加者、23.8%が女性参加者という構成は、日本のスタートアップカンファレンスとしては異例の高さである。特に注目すべきは、スピーカーの女性比率が30%を超えた点だ。これは、3人以上登壇するセッションでは必ず1人以上の女性を含めるという明確なルールを設けた結果である。

初参加者への配慮も徹底している。「IVSの歩き方」と題した8,000字に及ぶプレスリリースを配信し、Q&A形式で詳細な参加ガイドを提供。「これは単なる初心者向けガイドではありません。常連参加者でも見落としがちなネットワーキングのコツなども盛り込み、他のカンファレンスでも活用できる内容を目指しました」

1.2万人規模のイベントでありながら、きめ細かな配慮と明確な方向性を持つIVS。その姿は、日本のスタートアップエコシステムの未来を体現しているといえるだろう。

最後に

先ほど紹介をしたインタビュー記事にかかった時間を書いておきます。

・インタビュー30分
・生成AIで書き起こしと、記事生成(15分くらい?)
・編集作業(1時間くらい)
・別途、写真撮影(20分くらい)

厳密に言えば、質問を考えるのに30分〜1時間使っていますが、かなり楽をした状態で記事作成を行いました。

ここまで来たとなると、誰にインタビューをするかや、その質問内容とかのの質を上げることがより重要になったなぁと思います。

それにしても、生成AIの進化すごい!

最後の最後に今年のIVSは、3年連続の京都開催で、7月2日(水)~4日(金)です。取り急ぎ、カレンダーに予定を入れておいていただけますと!!!

あとあと、プロンプトのこととか気になる方は、BRIDGEが、StartupPR Dayを企画していてコミュニティもはじまるらしいので、そちらをお待ちいただけますと! 僕もめっちゃ楽しみ!!!


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砂流って読めますか?
ありがとうございます!!!