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映画を語るための学びをするための読書

ここ数日映画について触れるnoteが多くなっている。

昨日もそれについての記事を書いた。

で、今日ですね、翌日振り返って読んでみるとそれがしっくりくるものではない。

結局何を言えばいいのか。どう書けば自分が感じたことが人に伝わりやすいのか。

ライティングについて考えたり勉強することはあるけれど、結局それを踏まえてしっくりくるものが書けるわけではない。

実際にライティングについて考えることはあるけど、少なくともその文法が自分に身についているわけではない。

やっぱり自分の文法、テンプレートを作るには人の書いたものを見たり読まないといけない。そんなこともあって、最近は大体書いて投げるだけだったnoteの誰かの記事を読むことを意識し始めた。

それでもしっくりこない今日この頃、好きな先生が書かれている映画評についての本が発売されていることを知ったのでちょっと買って読んでみた。

『孤独と出会いの映画論』著:木本伸

人と人とのつながりを描く映画で、それらがどう機能するのか。いくつかの映画を挙げて説明されていた。

25本の映画をもとに書かれる日常と考える時間の交錯、それらについて批判的な観点で説明されることは新鮮で面白く、これまでに観たことのある映画も観たことのなかった映画も、それぞれこんな見方があったのかと考えさせられる論評を書けるようになりたいとしみじみ感じることができる一冊。

じゃあそれを自分も書けるのか?ということについては自信を持って「書ける」と言えない。自信を持って書くことはできないと断言できる。

それを踏まえて、去年買ってそのまま積んでいたこっちも読んでみた。

『仕事と人生に効く教養としての映画』著:伊藤弘了

映画を構造化し、それら一つ一つに対して歴史的な面、芸術的な面、教養的な面などから多角的に「読み解く」ための入門書。

何の気なしに観ていた映画のカット一つにどれほどの意図が込められていたのか。見えないメッセージにどれほどの気持ちが込められていたのか。そういったことを知るポイントを発見する楽しさに気づけたような気がするような、しないような。

で、これを読んで自分も何か書けるのか?それもまた答えは否。

この読書体験を踏まえて自分が書きたいこと、つまりは感動したポイントをどう分かりやすく誰かに伝えられるか。これからの映画の感想を書く機会があれば、その辺をきっちりと考えて書ければと思っている。

全てのシーンに意味があるから存在してるわけで、それをきっちりと汲むのも何も考えずに「おもしれー!」と流し見するのも映画の楽しみ方だろう。そんなことをふと考えた。

今日か明日に千葉雅也先生の『現代思想入門』と『勉強の哲学』が届くはず。『ライティングの哲学』をまだ読めていないからそれも早く読まないと……また本が増えた。

そんなわけでここ数日で珍しくガッツリ本を読んだ。そんな話でした。

ではまた明日。おつかれさまです。おやすみなさい。

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