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『支援教育』と、いうと、最近は、
まず『絵カード』を思い浮かべる人が多いかも知れませんね。

『視覚情報処理に比べて、聴覚情報処理に苦手があります』

『絵カードなどの視覚支援をしてください』

『言葉は短く簡潔にしてください』

 

子どもについて、そのように言われることが、とてもよくあります。

そして、そういう事が益々増えている気がします。

でも、私は基本的には絵カードを使いません。

そういった子ども達にアセスメントをしてみると、
得意なはずの『視覚情報』の『感受』にとても大きな問題があり、
苦手なはずの『聴覚情報』の『感受』が、
極端に良すぎるというケースが非常に多いのです。

『聴覚情報』の感受があまりにも良く、しかも記憶力も良いので、
どの情報を選択して良いのかが分からなくなるのだと思います。

こういった子どもの『聴覚情報』を減らすことは、とても大切だと思います。
でも、もし減らすとしたら、
『言葉以外』の情報(人工音・機械音・BGM・他の人の声など)を減らして、『言葉』の情報を多くする方が良いと私は思います。

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