晴れの日も雨の日も#335 コーちゃんからのメリークリスマス！
クリスマスイブで〜す❤大切な人とステキな時間を過ごせますように❤
などというロマンチックなキャラではないのだが、何かクリスマスプレゼントみたいなものを書きたい気持ちだけはある。
いろいろうんうん考えてみた。どうもそれに似つかわしいステキなものは書けそうにないが、最近の知人との話から少し膨らませて書いてみたい。
タイトル倒れになりそうだが、ほんの少しでもプレゼントになれば誠に幸甚です。
世に「子ども部屋おじさんおばさん」という言葉がある。実家の子供部屋に暮らし続けている独身の中高年の人を指すネットスラングだ。
私の知り合いにもそういう人がいる。趣味もなく、職場と家との往復だけ。勝手知ったる自分の狭い世界から出ていくことはこわくてしょうがないように見える。自分のメシは自分で稼いでいるんだから何の問題もないし、私も普通にフレンドリーに会話しているが、本人次第でもっと楽しい人生がありうるのになあと思うことはある。
年末が近づいたある日、その人と会話する機会があった。
今年の年末年始は結構な大型連休だね、と私が切り出したのに対し、
どこも行くとこないし、家で寝てるだけ、とお答えになった。
そうなんや、と受けると、初詣ぐらいは行くけどね、との応答。
コーチングマインドが少しムクムクしてきて、初詣ってどんなお願いするの？と聞くと、初詣はお願いじゃなくてお礼に行くもんやからと、きた。
私のコーチングマインドはまだ動いている。
じゃあ、今年のことで一番神様にお礼を言いたいことってどんなこと？との問いを投げると、一瞬詰まったあと、一年健康で過ごせたこと、とのお返事。
この方は確かに数年前にちょっとした病気を患われたので、この言葉はまんざらウソではない。私も、その既往歴のことに触れながら、元気になって良かったね、と結んでいったんこの会話を幕締めした。
ここでこの人が本当に心の底からそう思っているのなら、たいしたもんだと思う。今年一年無事に健康に過ごせたことが最大の幸福だと掛け値なしに言える人は幸せであり、人生の達人だ。
しかし、失礼ながら一瞬詰まったその「間」は、「とりあえずもっともらしいことを言っとこ」でしかなかったように私には見えた。
たぶんこれがコーチングセッションだったら、その感謝を景色に例えるとしたらどんな感じ？と聞いてみたかもしれない。本当に思っていないことはイメージがわかず、比喩ができない。あるいはそういう会話によってイメージができれば、自分の本当の思いとして感謝ができるようになるだろう。
クリスマスは本来は神様ゆかりの行事だ。また年があらたまれば神社に詣でたりする時期でもある。神様にいろいろお願いするのもいいが、自分は何に本当に感謝しているのか、何を本当に願っているのか、あらためてじっと自分自身を見つめてみるのも、自分へのプレゼントして悪くないのではないだろうか。
そうそう、なんならコーちゃんがそのお手伝いさせて頂きますよ🤭
（ここまで本文1,214文字）
今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
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（つづく）