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晴れの日も雨の日も#352 オレってそう見えてるんか
昨年コーアクティブ・コーチングのトレーニングを一緒に受けたメンバーと付き合いが続いている。トレーニングといっても全てオンラインだが、濃密な時間を共に過ごしたことで、お互いに自分をさらけ出せる安心感がある。その中のプロ・コーチを目指す一人から、ご自身のコーチングの練習のためクライアントになってほしいという話があった。心から応援している人なので、喜んでその話を受けた。
が、私は自分のコーチング実績は積み上げ中も、自分がクライアントになるのは上手ではない。自分の心の底からの声に鈍感な方で、テーマが見当たらないのだ。結果、「テーマがないのは一体どういうことなのか」というテーマでコーチングを受けることになった。
やってみると、思いもかけず、これだけ自分のほんとうの思いを人に語ることは滅多にない、という感じの時間になった。素の自分を全部出し、それが相手の目にどう映っているのか、貴重なコメントも頂いた。
いわく、「自分を説得しようとしているように見える瞬間があり、その時はエネルギーレベルがちょっと落ちる」というのだ。
本当に自分が心の底から思っていることを語る時はめっちゃエネルギッシュだが、「こう言わねば」みたいな無理がある時は、それがエネルギーレベルにマイナスとして現れて、外から見てそれがわかる、というわけだ。
もちろんこれはその人にそう見えた、ということであって、必ずしも真実とは限らない。この言葉をどう受け止めるかも私次第だ。が、これはかつて言われたことのないコメントで、とっても新鮮だった。
でも言われてみれば、そういうところは確かに0ではない。
たとえば、サラリーマンを辞めてこの道を選んだことに後悔はないし、これで良かったと満足もしている。が、その決断の遠因には当時の不遇感みたいなものがあった。それでもフツーならそのまま勤務を続ける場面だっただろう。そういう意味では無理して捻じ曲げた感じが全く無いというと、それこそウソっぽい。
ほかにも、ずいぶん苦しんだ末に手放した思いがあったり、あるがままを受け止める心境にようやくなったことがあるが、それも「事実は変わらなくても解釈は変えれる」ということで意識的にそっちを選択した。もはやその傷はほぼ完治しているとはいえ、見ればわかるキズアトは残っていたりする。やはり、なかったことには出来ないものがあることに改めて気付かされた。
実は今晩その方と2回目のセッションがある。どんな話になるのか全くの出たとこ勝負だが、強そうに見せてるけど、実は自分の中にそういう弱さとかキズがある。それをそのまま受け止めていこう。その選択には納得しており、そのキズを抱えながら生きていきたい、という話をしてみたいと思っている。
(ここまで本文1,124文字)
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今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
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<予定(但し、臨時差し替え頻発😂)
#353 ことのは
#354 役者
#355 こんな人いませんか?
(つづく)