晴れの日も雨の日も#312 自己表現
あいみょんっていいなあと思っている。もともとそう思っていたところに、彼女と私は高校が同じであることが判明し(どうやら彼女は卒業していないらしいが)、さらにファンになった。
先日NHKの「SONGS」という番組で彼女の特集があった。あいみょんがどんなふうにあの歌を創り出すのか、その脳内風景なども紹介され、大変興味深く拝聴した。
まず第1印象は、めっちゃ個性的やなあということ。ま、そうでなければあの歌は創り出せないだろう。関西風のノリが効きまくった語り口もなかなかキョーレツで、あの高校の空気を彷彿と浮かんだという影響もあるかもしれないが。
次に浮かんだのは「自己表現」という言葉。歌詞もメロディーも自分が歌うということについても、自分の中に表現したいものがフツフツと湧き上がってきており、それをほとばしらせているような感じを受けた。
テレビだからそういうふうに見せていたのかもしれないが、歌を作って歌うことが楽しくてしょうがないという感じ。産みの苦しみなんてこととは全く無縁な感じの天真爛漫さ。こんなふうに自己表現できたら幸せだよなあという感想を持った。
音楽とか芸術はまさに自己表現の世界だが、「自己表現」はもう少し広く解釈することができるだろう。たとえばスポーツ。大活躍の大谷選手は自分の身体をフルに使って、自分のできることを表現している。それを極めようとしている。つい先日閉幕したパラリンピックやその前のオリンピックだって、我々が選手たちから感動をもらうのは、彼ら彼女らがこれまでの長い時間をかけて培ってきた過程や思いと、それを余すことなく出し尽くし表現しようとする姿勢に起因しているとも言えるだろう。
コーちゃんだってnoteやメルマガを続けているのは、自分の中に表現したいものがあるからだ。もちろんあいみょんや大谷選手には及ぶべくもないが、何かを表現せずにはおられないという意味では、たとえ周回遅れではあっても同じトラックを走っていると言えるのではないか。
さらには仕事も自己表現の場と考えることができる。サラリーマン現役の時も、組織の枠の中にいたとはいえ、自分ならではのものを残したいと思っていた。ましてや今はフリーランス、それも自分の全人間をかけて相手と向き合う仕事だ。「積極的に聴き、感じたことをそのままフィードバックする」ということはまさしく自己表現だと感じている。
企業研修の一貫としてコーチングをやっていると、会社からのご指名でコーチングに来ただけで、ご自身としては特に何も求めていない、考えていない、というケースも散見される。それでも、じっくり話を掘り下げていくと、やはり心の奥底深くには何かがある。本人が普段それに気づいていなかったり、あるいはフタをしようとしていたりするだけだ。そういうことをうまく表現するお手伝いをしていければなあ、と思っている。
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今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
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(続く)