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晴れの日も雨の日も#345 水球

年末にNHK「スポヂカラ」で水球の町柏崎(新潟県)を取り上げていた。
水球はウルトラマイナーなスポーツ。長年営業に携わり、数多くの人にお会いしてきたが、水球経験者にはお目にかかったことがない。こんな番組見る人おるんかいな、と思ったりもしたが、元気を頂くいい番組だった。

私は大学4年間、水球をやっていた。中学は水泳部、高校は陸上部をチョイかじり。時の運みたいなご縁で水球に出会った(拙note#57)。

水の中では何でもありのこのスポーツ。ボールを持っている相手にはアタックすることが許されている。水の格闘技とも言われ、一試合終われば、身体に引っかき傷多数なんて日常茶飯事だ。私は肝心の泳力がからっきしだが、メンバーの中では比較的球あしらいが器用な方だったので試合にも出してもらった。シュートを打とうとしている写真が実家に一枚だけあったのだが、それも今は行方不明だ。

卒業してからも8月16日五山の送り火の日に開催されるOB戦には高頻度で出席している。家族も何度も連れて行った。そんなことが遠因となって娘#5は高校で水球部に入った。女子水球は男子以上にマイナーだ。よう選んだな、とビックリしつつ、親子で水球のYoutubeを見たりもした。今は水から足を洗っているが、大学のクラスメート達に水球の話をすることもあるようで、「水球伝道師」を自称しているとかいないとか🤭🤣

私の大学4年間は水泳部一色だ。限られた狭い世界で濃密な時間を過ごした。この4年間が私の人格形成に与えた影響は計り知れない。残念ながら選手としては4流レベルでしかなかったが、今も「水球」という言葉にはフツーの人とは違う反応をしてしまう。冒頭の番組も放映案内を見た瞬間、録画予約をしていた。

4流選手でもすごいプレーはわかる。どないしたらそんなことできるんや?! マジか?!というようなプレーが番組中に何度も出てくる。柏崎の子供たちはそんなプレーを身近で見て、日本代表になりたいという思いを抱き、成長していく。そうなるとその親も夢中になる。柏崎に日本のトップチームができると、柏崎で水球がしたいと言って有力選手が全国から来る。その選手の下宿先や勤務先の人が強力な応援団になる。
そうやって柏崎の町全体が水球を応援するようになり、この地では水球はマイナースポーツではなく「花形」になる。
柏崎で日本選手権が開かれた際にボランティアスタッフとして参加していたオバちゃんが「私は水球をプレイすることはできないけど、違う形で水球に関わりたい」と言っていたのが強烈に印象的だった。

この番組は、水球を通した町造り村興しがテーマで、その生みの親・推進者・後援者・さらに発展させていく人のドラマを描いている。が、それにとどまらず、もっと広くチーム作りとか、さらにはイキイキと生きる、ということにつながる番組だった。大変感銘を受けた。


(ここまで本文1,182文字)


今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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(つづく)

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