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晴れの日も雨の日も#342 ご縁とケミストリー

出会いと別れは人生の中で何度も繰り返される。いわば運動会とか入学式・卒業式のようなイベント、みたいなものと言うと少し違うかもしれないが、前触れもなく起きるサプライズということは言えるだろう。

男女の仲はもちろん、仕事上の欠かせないパートナーもそうだし、生まれくる子供たちもそうだ。一瞬交錯しただけで再び遠くなっていく出会いもあれば、一目惚れのように出会った瞬間にビビッと電気が走ることもある。さらには、最初はそうでもなかったが、何かの拍子に親交がぐっと深まり、互いに相手のことを欠くべからざる存在と認識することもある。

そういう時はいわばお互いの関係性がケミストリーを生んでいると言えるだろう。それはどちらかが相手に一方的に何かを与えたりするのではなく、お互いに強い影響を与え合っている。

それはたとえば場面を共有する、同じ釜の飯を食う、一緒に何かを創り上げる、ということから始まったりする。感情の共有ということもあるだろう。
言葉を介して起こることもあれば、もっと直接的に目の中に宿る光のようなものがスパークを起こさせることもある。
いずれにしても、激しく共感したり心の底から感じ入ったりすることで魂が震わせられ揺り動かせられ、しばしば涙を伴う。

また、そうしたケミストリーは求めて狙って得られるものとは限らない。むしろ突然そういう瞬間が訪れることの方が多いのかもしれない。しかし、自分の中にそういうものを普段から何となくでも求めているような感じというか、心の窓が開いていることは必要だ。

そういうことがなくても生きてはいける。なければ不幸せな人生だということでもない。しかし、学校生活で運動会や音楽会、修学旅行などで自分を開放すると、それが琴線に触れる思い出になるように、ケミストリーの醍醐味を身をもって味わってしまうと、それのない人生はそれこそクリープのないコーヒーみたいなものだ。

私は意識してか無意識か、若い頃からそういう出会いを求めていたような気がする。おかげさまでそういうご縁に恵まれてきた方だと思うし、今はまたケミストリーを感じるコーチングセッションもしばしば生まれるようになってきた。
齢を重ねてきたいま、穏やかで平和な日々を望む気持ちが昔に比べてずいぶんと強くなっているが、まだクリープのないコーヒー人生だけでは満足できないらしい。
去年もスパークの弾ける新たなご縁があった。反対に、穏やかに緩やかな、一種熟成したような感じにご縁が変質していくこともある。水魚の交わりとでもいうのだろうか。これはこれでまた別の形のケミストリーと言えるだろう。さて、これからいくつそんな様々なケミストリーに出会っていけるのだろう。


(ここまで本文1,106文字)

今朝早朝の月。満月から1日遅れだが、ほぼほぼまんまる。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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(つづく)

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